マンスリーアーカイブ 9月, 2017

自作ギトネットレバーの作り方を簡単に解説

フラットバー+バーエンドバーを使用する人や、ブルホーンバーにフラットハンドル用ブレーキレバーを使う人で問題になるのはブレーキレバーの位置だろう。ブルホーンバーやバーエンドバーといった縦に握る部分にブレーキレバーがないため、街乗りなどのとっさの場面ではブレーキレバーがないため衝突回避が非常に難しい問題がある。   昔はTEKTROからブレーキレバーに装着する補助レバーがあったようだが、今は売られていない。某Y氏もVブレーキレバー用ギトネットレバーが欲しかったが、売られていないため自作することとなった。 自作ギトネットレバーの作り方 今回の自作ギトネットレバーは、工具が必要で穴を開ける等の改造を行う必要があるため、万が一、同様の改造を行い事故等が発生しても責任を負うことはできません。 MINOURA(ミノウラ) SBH-300 ボトルケージ ホルダー posted with カエレバ MINOURA(ミノウラ) 2012-03-09 Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる ギトネットレバーとして使用する部品はミノウラのSBH-300 ボトルケージホルダ。これを切って角をまるめて、ブレーキレバーやハンドルに合うように曲げる。問題になるのがSBH-300の加工。某Y氏は手動工具で加工したわけでなくグラインダ等の電動工具を使用して加工を行っている。また、グラインダや万力等で加工を行うことができる場所や工具、工具を扱うことができる技術や、何度も部品を曲げないで合わせる技術も必要だ。 ギトネットレバーが完成したら、ブレーキレバーとギトネットレバーの両方に穴を開ける必要がある。写真では見えないが既存のブレーキレバーにはパテで埋めていて、パテで埋めた後にドリルで穴を開けている。 この自作ギトネットレバーは加工元の部品が簡単に購入できるが、一般の人には加工が容易ではなく、現物合わせが必要等の欠点がある。ブレーキレバーに穴を開ける必要があるので商品化は難しいだろう。  

14インチ折り畳み自転車「BYA412系」の7段変速仕様 SAVANE AL-FDB147が登場

自動車ブランドの自転車を取り扱っているGicは、14インチ折り畳み自転車に力を入れている。かつてはFIAT AL-FDB140(DAHON DOVE OEM)モデルから始まり、RENAULT ULTRA LIGHT 7のヒットで、RENAULTブランドではチタンフレームやマグネシウムフレーム、低価格モデルと様々なモデルがあり、多段仕様のULTRA LIGHT 7 LIMITED EDITIONも登場した。 RENAULT(ルノー) ULTRA LIGHT 7 Limited Edition(AL-FDB143) 外装3段 超軽量7.8kg 超小型 14インチ 折りたたみ自転車 大型クランク採用(チェーンホイル47T/リアホイル11/13/15T) クランクアーム165mm エンド幅85mm ステンレススポーク 前後Vブレーキ 高さ調整ステム搭載 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる Gicは自動車ブランドの自転車だけでなく、スポーツサイクルブランドも取り扱うようになっている。その中でもSAVANEは、カーボンフレームやチタンフレームのスポーツサイクルを低価格で購入できるのを売りにしているスポーツサイクルブランドのようだ。SAVANEでも14インチ折り畳み自転車が登場し、7段変速仕様のSAVANE AL- FDB147というものもある。RENAULT ULTRA LIGHT7 Limited Editionと大きく違うのは、変速段数、ブレーキ、フレーム、タイヤ、ホイールと多くの部分が違う折り畳み自転車だ。 BYA412系統の折り畳み自転車は日本ではシングルスピードが一般的で、日本国外ではカスタムキットとしては内装変速機か外装3段変速は存在しており、外装7段仕様があるとは思わなかった。ブレーキはディスクブレーキとなっている。ディスクブレーキによりサイドスタンドが装着できないためかセンタースタンドとなっている。 ディスクブレーキと太いタイヤが装備されているため、カスタムモンキーのような迫力があるが、色んな部分がシビアな14インチ折り畳み自転車で、外装7段やディスクブレーキ化による影響が気になるのと、細かいスペックが書いていない等の情報が少ないのが欠点だ。 【送料無料】SAVANE(サヴァーン) AL-FDB 147 7speed アルミフレーム 14インチ 前後ディスクブレーキ 折りたたみペダル採用 正規代理店 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

エントリーロードバイクにカーボンコラム採用車が登場して新たなリスクが増えると思う理由

自転車のフロントフォークでは多くの所でフォーク部分が注目されていて、自転車選びではフロントフォークの材質に注目している所が多いが、フレームに隠れているステアリングコラム部分も注目したほうがいいだろう。 フロントフォークのステアリングコラムは、一般的にスチール・アルミ・カーボンの3種類がある。低価格の自転車のステアリングコラムは安価で重いスチール製を採用していることが多い。ステアリングコラムがスチール製だと、自転車の”頭”が重い感覚があり輪行などで持ち上げた時も重く感じる。また、野ざらし駐輪などで荒っぽい使い方をするとすぐに錆びる問題がある。アルミ製は比較的錆びにくくて軽い特徴があり、カーボンフォークでもステアリングコラムがアルミ製の物が多い。 ロードバイクのフロントフォークでカーボンコラムは軽量で高価なロードバイクに採用されているが、2018年モデルのロードバイクからはカーボンコラムを採用したエントリーロードバイクが登場するようだ。少なくともスペック上でフルカーボンフォークを採用しているエントリーロードバイクはSpecializedのAllez Sport(108,000円)、TREKのDomane ALシリーズ(最安モデルのDomane AL2で79,000円)と、有名ブランドのロードバイクがフルカーボンフォークを採用している。 https://www.specialized.com/ja/ja/men/bikes/road/allezsport/128865 https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/domane/domane-al/domane-al-2/p/1400000-2018/?colorCode=black ここで問題になるのがフルカーボンフォークにより、カーボン素材によるリスクが高まるということ。カーボン素材を採用した自転車の説明書を見ると、カーボン素材のリスクを長々と書いてあり、自転車のメンテナンスについて解説しているサイトでもカーボン素材は、他の素材と比較してリスクが多い素材だと解説している所が殆どだ。 http://www.qbei.jp/info/bicycle-maintenance/89 カーボンコラムを採用したフルカーボンフォークの自転車は、物に寄ってはポジション調整で重要になるステムの装着位置も指定される。ビアンキの一部カーボンコラム採用車は、指定の装着をしないといけないようだ。 https://ameblo.jp/kyoto-suita-charitsu/entry-12238691731.html エントリーロードバイクにカーボンコラムが採用されているのは、エントリースポーツサイクルにグラベルロード等、多目的なスポーツサイクルが登場し、エントリーロードバイクはレーサーレプリカ化に突き進めることができるようになったのでは?と思う。低価格でロードレーサーレプリカが欲しい人には朗報だが、通勤・通学・街乗り・ツーリングといった公道で多目的に使う人には問題になる可能性がある。取り扱いがシビアなカーボンコラム採用車で想定外の力がかかりやすい公道で長期間使用した場合、どの位持つのかということだろう。自転車ブランドが製造物責任問題のためにカーボン素材に対するリスクを長々と書いているのを見ると、カーボン素材は乱暴に使える物とは思えないからだ。 自分がもしカーボンコラムを採用したロードバイクを買ったら、休日の遠乗りに限定して細心の注意を払って使い、ステムの取り付けも説明書を全部読んで非常に慎重に取り付けを行うだろう。また、カーボンコラムを採用したロードバイクを安易に通勤や通学・街乗り・ツーリングに使えると安易に言っている所があったら疑ってかかるだろう。