マンスリーアーカイブ 8月, 2017

前2輪タイプ3輪電動アシスト自転車「TOYODA TRIKE」の詳細スペックが公開された

前2輪サスペンションを搭載した電動アシスト3輪自転車「TOYODA TRIKE」のサイトで、詳細なスペックが公開された。TOYODA TRIKEについては2016年9月に見た時から興味があり、動向を追っている。 https://www.cyclorider.com/archives/16490 TOYODA TRIKE 諸元表 項目 諸  元 (Ω-L) 諸  元 (Ω-S) 全長 1765mm 1630mm 全幅 580mm 全高 1150mm 軸距 1296mm 1136mm 輪距 212mm サドル高 795〜895mm 車両重量 30Kg 28Kg 乗車定員 1名 アシスト 速度範囲 比例補助 0km/h 以上 ~ 10km/h 未満 逓減補助 10km/h 以上 ~ 24km/h 未満 標準アシスト走行距離 70km …(路面状況や走行条件によって変化) 電動モーター形式 DCブラシレスモーター モーター定格出力 240W 変速機 内装5段(ラピッドファイヤーシフター変換式) 車輪寸法 前 16inx1.75 … (406㎜×44.5㎜)…2輪 後 20inx1.75 … (508㎜×44.5㎜)…1輪 制動形式 前 ディスクブレーキ×2 後 カンチ式ブレーキ×1 懸架方式 前 センタリングスプリング装備シンクロシステム 後 コイルスプリングサスペンション 出典:http://toyoda-trike.co.jp/basic/ TOYODA TRIKEのスペックで注目する所は車体重量。TOYODA TRIKEの車体重量は30kgと書いてある。通常のファミリーサイクルタイプの電動アシスト自転車「VIVI DX」が車体重量28kgクラスなのを考えると、予想よりも軽いと思う。子供乗せ電動アシスト自転車だとTOYODA TRIKE並の重量のモデルがあるので決して重くはない。 公式サイトのカラー写真ではサドルに背もたれがついているが、スペックを公開しているページのイラストでは背もたれは無い。Electra Townieのような乗車スタイルのため背もたれは無くても大丈夫だと思う。 http://www.electrabike.com/bikes/townie TOYODA TRIKEはドイツのトレッキングバイク市場のように、非競技用の高価な自転車を買う市場が無い日本で売るためか、最初は法人向けで売るようだ。公式サイトを見ても法人向けと書いてあり、導入事例のサイトには運搬から介護、ゴルフ、シェアサイクルといった提案をしている。 http://toyoda-trike.co.jp/introduction/

GIOSのスピードクロス「MISTRAL」からクロモリフレーム版のMISTRAL CR-MOが登場

GIOSのクロスバイクと言えばスピードクロスの「MISTAL」が定番車種として知られている。GIANT Escape R3のように、舗装路の高速走行を重視したスピードクロスで、低価格でシマノコンポをフル装備し、シマノ製ロードバイク用ホイールを装備していることで知られている。そんなMISTRALにクロモリフレーム版のMistral Cr-moが登場したようだ。 GIOSにはクロモリフレームのフラットバーロードバイク「AMPIO」があるが、前傾姿勢でドロップハンドルを容易に装着することができるのに対し、Mistral Cr-moは写真を見る限りでは、AMPIOよりもアップライトな乗車姿勢なのが特徴。部品構成は通常のアルミフレームMistralと比較すると、写真を見る限りではタイヤはロードバイク用タイヤ「Vittoria・Zaffiro」を装着しているようだ。詳しい部品構成やフレームジオメトリはわからないが、Mistral Cr-moは限定モデルと書いている所が多いので、購入する場合は注意が必要だ。 【楽天ポイントアッププログラム開催中】2018新モデルGIOS(ジオス)MISTRAL CR-MO(ミストラルクロモ)クロスバイク【送料プランB】 【完全組立】【店頭受取対応商品】 posted with カエレバ 楽天市場で調べる Amazonで調べる Yahooショッピングで調べる

ママチャリの元祖は日本のミニサイクルブームだと思う理由

  http://life-b.jp/?p=6635 上記の記事でイギリスのロードスターはママチャリのような物と書いてある。ただ、日本のママチャリは短距離用自転車として認知されているが、日本で見かけることが稀なロードスターはラレーのカタログを見るとツーリング用自転車という扱いになっている。自動車で言うのならジムニーとハスラーは同じ車と書く程度のレベルだ。 http://www.kurtkaminer.com/TH_raleigh_catdata.html 日本のママチャリは、イギリスのロードスターやオランダのダッチバイクに似ているが、比較していくにつれて様々な疑問が浮かびあがる。なぜロードスターやオランダのダッチバイクは、フレームサイズがあるのに対してママチャリはフレームサイズは1種類しかなくホイールサイズで車体サイズを決めているのか。 https://www.gazellebikes.com また、ロードスターやダッチバイクは日本のママチャリのようにシートポストやステムの飛び出しが短い。一方、ママチャリはシートポストやステムの突き出しが長く、シートポストやステムを伸ばして使う自転車にも見える。ママチャリはダッチバイクやロードスターとは違う自転車に見えるため、ママチャリがロードスターと同じには見えない。 ママチャリのフレームサイズが大きくなると車輪が大きくなる特徴については、他の人のブログでも疑問にしている。 http://kazamakase.exblog.jp/19693584/ 自転車店の回答では日本の一般車の流儀とのことだが納得していないようだ。 そんなママチャリの車体サイズの謎を解く鍵は歴史にある。ママチャリの歴史について書いてあるPDFファイルを読むと、昭和50年頃にママチャリの基本形が完成したらしい。写真では左から22インチ、24インチ、26インチの写真があり、メーカーはサイズに関係なくミニサイクルと称している。 https://www.jcca.or.jp/kaishi/257/257_toku2.pdf ママチャリの歴史は、イギリスのロードスターではなくミニサイクルの流れから発展した物だと思えば納得がいく。ステムやシートポストを伸ばして使うような車体設計は、小さい車体で異なる身長の人が乗れる設計にしたミニサイクルの流れで、車体サイズ=車輪サイズもミニサイクルの影響だと思えば納得がいく。 ママチャリがミニサイクルの流れを受け継いて、日本の自転車の流れを決めてしまったのが利用用途。ミニサイクルは短距離用・買い物用自転車として広まってしまい、安物で良いというイメージを植え付けてしまったことだろう。