デイリーアーカイブ 2月 21, 2017

エントリーロードバイクにカーボンコラム採用車が登場して新たなリスクが増えると思う理由

自転車のフロントフォークでは多くの所でフォーク部分が注目されていて、自転車選びではフロントフォークの材質に注目している所が多いが、フレームに隠れているステアリングコラム部分も注目したほうがいいだろう。 フロントフォークのステアリングコラムは、一般的にスチール・アルミ・カーボンの3種類がある。低価格の自転車のステアリングコラムは安価で重いスチール製を採用していることが多い。ステアリングコラムがスチール製だと、自転車の”頭”が重い感覚があり輪行などで持ち上げた時も重く感じる。また、野ざらし駐輪などで荒っぽい使い方をするとすぐに錆びる問題がある。アルミ製は比較的錆びにくくて軽い特徴があり、カーボンフォークでもステアリングコラムがアルミ製の物が多い。 ロードバイクのフロントフォークでカーボンコラムは軽量で高価なロードバイクに採用されているが、2018年モデルのロードバイクからはカーボンコラムを採用したエントリーロードバイクが登場するようだ。少なくともスペック上でフルカーボンフォークを採用しているエントリーロードバイクはSpecializedのAllez Sport(108,000円)、TREKのDomane ALシリーズ(最安モデルのDomane AL2で79,000円)と、有名ブランドのロードバイクがフルカーボンフォークを採用している。 https://www.specialized.com/ja/ja/men/bikes/road/allezsport/128865 https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/domane/domane-al/domane-al-2/p/1400000-2018/?colorCode=black ここで問題になるのがフルカーボンフォークにより、カーボン素材によるリスクが高まるということ。カーボン素材を採用した自転車の説明書を見ると、カーボン素材のリスクを長々と書いてあり、自転車のメンテナンスについて解説しているサイトでもカーボン素材は、他の素材と比較してリスクが多い素材だと解説している所が殆どだ。 http://www.qbei.jp/info/bicycle-maintenance/89 カーボンコラムを採用したフルカーボンフォークの自転車は、物に寄ってはポジション調整で重要になるステムの装着位置も指定される。ビアンキの一部カーボンコラム採用車は、指定の装着をしないといけないようだ。 https://ameblo.jp/kyoto-suita-charitsu/entry-12238691731.html エントリーロードバイクにカーボンコラムが採用されているのは、エントリースポーツサイクルにグラベルロード等、多目的なスポーツサイクルが登場し、エントリーロードバイクはレーサーレプリカ化に突き進めることができるようになったのでは?と思う。低価格でロードレーサーレプリカが欲しい人には朗報だが、通勤・通学・街乗り・ツーリングといった公道で多目的に使う人には問題になる可能性がある。取り扱いがシビアなカーボンコラム採用車で想定外の力がかかりやすい公道で長期間使用した場合、どの位持つのかということだろう。自転車ブランドが製造物責任問題のためにカーボン素材に対するリスクを長々と書いているのを見ると、カーボン素材は乱暴に使える物とは思えないからだ。 自分がもしカーボンコラムを採用したロードバイクを買ったら、休日の遠乗りに限定して細心の注意を払って使い、ステムの取り付けも説明書を全部読んで非常に慎重に取り付けを行うだろう。また、カーボンコラムを採用したロードバイクを安易に通勤や通学・街乗り・ツーリングに使えると安易に言っている所があったら疑ってかかるだろう。

ルノーウルトラライト7に外装3段変速モデルが登場するようだ

14インチの超小径折りたたみ自転車のルノーウルトラライト7の欠点といえば、ギアが一枚しかないこと。ルノーウルトラライト7は平地重視のギア比の設定となっていて、上り坂では多段変速が欲しいと思うときがある。 ウルトラライト7の原型のDAHON DOVE、所謂BYA412は中国市場でヒットしており、BYA412専用の部品が数多く存在する。多段化用のキットもあり、個人輸入してウルトラライト7を多段化を行う人もいる。 http://rimatai.blog.fc2.com/blog-entry-610.html メーカーも本腰を上げてウルトラライト7の多段仕様が欲しい人向けに、ウルトラライト7 Limited EditionがAmazonで登場した。 Gicのサイトでは2017/07/21現在、詳しい情報はない。 ウルトラライト7リミテッドエディションは、外装3段仕様でスプロケは11/13/15tとのこと。リアディレーラーはフレームにある台座に装着されているのからわかるように、外装3段変速を最初から想定したフレームになっている。 車体重量は7.8Kg。多段化しても車体重量を軽くするためか、14✕1.35タイヤと細く、ホイールのスポーク数も少ない。 ウルトラライト7 リミテッドエディションは人によっては待ちに待った一台だと思う。ただ、部品のスペックなど詳しい情報がないため、買うのなら正式な情報を待ってから買ったほうが良いだろう。

Bromptonにバネ入りフィンガークランプを入れるとステムやフレームが壊れる問題をまとめてみた

Bromptonのカスタムパーツの一つにバネ入りヒンジクランプというのがある。ヒンジクランプにバネを入れることで、Bromptonの折りたたみを楽にすることができるとのこと。 http://minivelo-road.jp/easy-hinge-clamp-for-brompton 純正のヒンジクランプにバネを入れて似たようなことをする人もいるようだ。 http://hitoriblog.com/?p=18339 しかしバネ入りヒンジクランプを入れることで、ヒンジが閉まらなくなり部品が壊れる事例があるようだ。 http://bicitermini.com/b/2014/05/03/9121/ スプリングを入れてしまうことで、ネジの締めつけにより本来はクランプが締めつけられ、かつヒンジ面圧を必要十分に確保する、という構造のはずが、ヒンジがスプリングを押さえつけてしまい、確実に閉じられていませんでした。そしてヒンジが緩いままでお乗りいただいた結果、画像の右端のヒンジ軸が飛び出してしきてまっております。この部分にもわずかにガタが生じてしまっており、ステムは交換を要する作業となりました。もちろんヒンジクランプは純正へ戻しました。 https://m.facebook.com/photo.php?fbid=510472578992554&set=a.427182037321609.96758.219783294728152&type=1&stream_ref=10 バネのおかげでヒンジクランプがしまらなくなりガタが発生してしまうとのことだ。 個人的な意見としては、もしブロンプトンを所有することになったらバネ入りヒンジクランプは絶対使わないだろう。