デイリーアーカイブ 12月 23, 2016

700Cロードバイクを650Bホイールを装着しツーリングバイク化する方法(TREK PILOT・SURLY PACER編)

近年流行している車輪サイズといえば650Bがある。今ではマウンテンバイクでは安価なエントリーモデルまで650Bを採用し、最近では一部のグラベルロードやクロスバイクにも採用する動きがある。 グラベルロードなどで650Bを採用するモデルもあるが、オンロード用650Bモデルは非常に少ない。また高価な自転車を購入したくなく、手持ちの自転車で手っ取り早く650Bホイールを体験したい人もいるだろう。 今回紹介するのは、700Cロードバイクに650Bホイールを搭載するという方法。最近流行の650Bホイールを搭載するのを前提としたグラベルロードではなく、従来型のツーリングロードバイクに650Bホイールを装着する方法だ。 TREK PILOT・SURLY PACERに650Bホイールを装着するにはどうすればいいか http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1773-2007-trek-pilot-21-650b-conversion 写真の自転車はTREK PILOT。写真では650Bホイールに38ミリタイヤ、泥除けを装着しているが、元は700Cのロードバイクだ。 http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1897-surly-pacer-650b SURLY PACERの650B仕様も発見した。フロントフォークはSURLY PACER純正ではなくボントレガー製のようだ。 TREK PILOT、SURLY PACERの650B仕様は、TEKTRO R-556キャリパーブレーキに交換されている。TEKTRO R-556はアーム長が55mm~73mmと、通常のロードバイクに採用されているキャリパーブレーキ(ショートアーチ、ロングアーチ)よりもアーム長が長い。650B化により700Cよりも車輪のサイズが小さくなったため、ブレーキの位置を下げるために装着したのだと思う。 車体はロードバイク用だがTREK PILOT・SURLY PACERはロングアーチキャリパーブレーキを装着したツーリングモデルとなっている。競技用ロードバイクよりも隙間が大きい形状のため、ショートアーチブレーキを装着した競技用ロードバイクでは650Bホイールを装着するのは難しいのではないかと思う。ただ、SCOTT SPEEDSTER S50に650Bホイールを装着した人もいるらしい http://www.balance-bicycle.com/gallery/scott-speedset-s50-650b-conversion 一番下のリンクは、ロードバイクの650B化が気になる人に650Bコンバージョン化ガイドが書いてあるWebページだ。英語で書いてあるが翻訳ソフトを使えば分かるレベルで書いてあるだろう。 http://www.bikeman.com/bikeman-blogs/650blog/1771-650b-conversion-guidlines

京都のレンタサイクル専門店が考えた自転車 銀輪を評価する

京都には多くのレンタサイクルがあるが、京都の大手レンタサイクルの一つに京都サイクリングツアープロジェクトがある。京都サイクリングツアープロジェクトでは、マウンテンバイクやBD-1がレンタルできるが、一番多くレンタルできるが銀輪というモデルだ。 銀輪は京都サイクリングツアープロジェクトオリジナルの自転車で、レンタサイクルを中心に使用されているが購入も可能だ。京都旅行で銀輪に乗ったことがあるので、銀輪の評価をまとめてみた。今回乗ったモデルは内装8段変速のハイクラスモデルだ。 銀輪の解説 フレームはアルミフレームを採用している。スポーツ自転車として見ると比較的跨ぎやすい形状を採用している。フレームサイズは1種類で身長183CMの自分が乗ると、このぐらいのシートポストを出す状況となる。 ブレーキは前後ともローラーブレーキを採用している。ローラーブレーキは音鳴とロックがしにくいブレーキとして知られていて、一般的にはシティサイクルの後輪ブレーキで採用されていることが多い。前後ともローラーブレーキを採用しているモデルは高価なモデルだ。 変速機は内装8段変速を採用している。車輪の着脱はしにくいが、停車時でも変速できるので街乗り向けだ。従来形の内装3段や内装5段よりも、軽いギアや重いギアがある特徴も持っている。 タイヤは26インチマウンテンバイク規格。推定タイヤ幅は1.5~1.75インチで、ママチャリよりも太いタイヤは安定感が高い。タイヤはシュワルベのマラソンを採用している。頑丈なタイヤとして知られていて、そのへんのホームセンターで売られている自称「パンクしにくいタイヤ」よりも作りが良い。カゴやオートライト、スタンドは装備されている。 銀輪に乗った感想や評価 車体価格が高価(かつては新車価格で8万円クラスで売られていた)な銀輪だが、スポーツ自転車というよりも、高性能シティサイクルの高価版と思えばいい。発進や坂道走行はシティサイクルと比べると楽だが、タイヤが太く、内装変速機の内部摩擦抵抗なのか、高速走行をしようとすると、爽快感が無くモタツク感じがあり、時速20キロ以内で乗るのが良い自転車だろう。 ハンドルはフラットハンドルではなく、やや手前に曲がったハンドル。このようなハンドルは見たことがなく、恐らく銀輪オリジナルだろう。 ブレーキは前後ともローラーブレーキを採用している。ローラーブレーキはおもいっきり握っても車輪のロックが殆ど発生しないほどだ。Vブレーキなど容易に車輪がロックする自転車に乗っていると、車輪がロックする一歩手前でブレーキをかけるが、このようなかけ方を銀輪で行うと意外とブレーキの効きが悪く感じる。逆に車輪がロックするような心配をせずに、思いっきりブレーキをかけるとVブレーキ並の制動力を発揮して車輪がロックせず確実に停止する、電車の急ブレーキのような不思議な感覚を体験することができる。 銀輪は現在では購入できないが、かつてはたまに中古車が売られていて比較的安価に購入できた。今後も中古車は販売するのだろうか。  

使いきらない内にダメになるタイヤ KENDA KWEST

通勤用小径車「ASAMA・BETA」で走っている時、前輪がガタガタするような振動を感じた。最初はハブがガタついてきたのかと思ったが、車輪を見てみるとハブにガタは無い。 原因を特定しようとし、よく見てみるとタイヤの一部分が膨らんでいる。中を見てみると。タイヤの一部分が剥がれかかっているように見える。空気圧でタイヤが負けてしまったのだろうか。 このタイヤは、あのKENDAのKWEST。安いスポーツ自転車に採用されていることで知られているが、グリップしない、乗り心地が硬いことで知られているタイヤだ。この使い切らない内にタイヤが駄目になる症状は、他でも発生しているようだ。但し、下記のサイトは自分の事例とは違う。 参考:パンクしました: シンワブログ KENDA KWESTの唯一の利点が、タイヤが減りにくい事だが、タイヤが減る前に空気圧に負けて使用不可になるのなら意味がない。 今回はタイヤ交換をすることになり、選択したのはPanaracer Pasela 20×1.5。細かい振動が減り、乗り心地も前よりも良くなった。個人的には安くても、Paselaレベルのタイヤを装着してほしいのが本音だ