デイリーアーカイブ 12月 10, 2016

クロスバイクをブルホーン化することができるハンドル 日東 RB006

クロスバイクのフラットハンドルをブルホーン化する場合、一般的には既存のドロップハンドル用のブルホーンバーにDropFireを装着するのが一般的となっている。 DropFire (2個セット) posted with カエレバ Aoi Industries,Inc Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる ただ、DropFireを使用しないでブルホーンバーを装着する方法もある。日東のブルホーンハンドルにはロードバイク用のドロップハンドル用レバーを使用したブルホーンバーの他に、フラットハンドル用のブレーキレバーを装着するタイプを存在する。 日東 RB006はフラットハンドル用のブレーキレバーを装着するタイプ。ハンドル幅は380,400,420の三種類が存在する。ロードバイクのドロップハンドル並の幅が狭いオンロード用のハンドルとなっている。 普通の使い方ならフラットハンドル部分にブレーキレバーを装着するのが一般的だが、横握り部分にブレーキレバーを装着することができる。RB006はフラットハンドル用のブレーキレバー、シフトレバーを装着することができるため、ドロップハンドル用のレバーを装着しなくてもブルホーン化を行うことができる貴重なハンドルだ。 ニットー(NITTO) RB006 ハンドルバー (ショートブルホーンバー) (420mm) posted with カエレバ ニットー(NITTO) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる

DAHONやTernの折りたたみ自転車とは思想が異なるKHSの折りたたみ自転車

折りたたみ自転車の世界で大手のブランドと言えばDAHONだろう。 DAHONの横折れ式折りたたみ自転車に乗ると、折りたたみ自転車とは感じさせないほど各部が、がっちりしているのがわかると思う。 DAHONの折りたたみ自転車に乗ると、他の折りたたみ自転車も同じような物だとおもってしまうが、実際は違うようだ。 KHS F-20T3 451を試乗したとき、DAHONとはまったく違う乗り心地なのがすぐに分かった。 KHS F-20T3には、DAHONの過剰すぎるほどの剛性はなく、どちらかというと柔らかい感覚を感じた。 KHSの多くの折りたたみ自転車に採用されている機構として、シートステーのエストラマー(樹脂製)サスペンションとチェーンステーのしなりを使用したソフトテールがある。 このしなりを活かした、稼動域が小さいサスペンションのため小径車特有の硬い乗り心地は少ないのが特徴となっている。 このソフトテールで柔らかい印象を持ったのでは?と思ったが、車体全体がDAHONよりも柔らかい印象を感じたのは、ソフトテールだけでなく他の部分もDAHONみたいな過剰剛性は無いからかもしれない。 例えばKHSのシートポストは通常のスポーツ自転車と同じくらいの太さを採用しているのに対して、DAHONはKHSよりも遥かに太いシートポストを採用している。 DAHONのシートポストが太いのは、折りたたみ時のサイズを小さくするためシートチューブを短くしたため、シートポストが長く出るための剛性と強度を確保するためだろう。 DAHON系統の折りたたみ自転車の参考画像としてTern Link N8を上げてみた。KHSと比較してシートチューブが短いのが分かるだろう。 KHSのシートポストは細いのにも利点があり、通常の大径車用シートポストラック等を装着できることがある。 また、KHSの折りたたみ自転車は、折りたたみ時シートポストが地面に設置しない構造で、フレームのボトムブラケット部にある補助スタンドが接地する構造となっている。 このため、シートポストに大型サドルバッグを装着し、シートポストの可動領域が多少変わったぐらいでは折りたたみ時に、車体が不安定になる事例は起こりにくいと思われる。 ハンドルポストも、KHSは比較的細い。ハンドルポストがびくともしないTernと比べると、KHS F-20T3 は少し頼りなく感じる。 サドルからハンドル間の長さはDAHONよりも短く、CYLVA F6F/F8Fよりも長い。 また、ステムが装備されているためステム長の変更もできるだろう。 DAHONとKHSの折りたたみ自転車はまったく違う特性だと考えるべき DAHONの折りたたみ自転車は一般的にはシティコミューターとしてのモデルが多く、KHSは趣味性が高いスポーツモデルが多い。 しかし、乗り心地に関してはDAHONは非常に硬くスポーティ感が高いのに対して、KHSは柔らかな乗り心地となっている。 折りたたみフレームやハンドルポスト関連の設計は、DAHONやTernのほうが剛性が高く扱いやすいと思われる。しかし、両車の設計のコンセプトが違うため優劣は付けられない。比較するときは、ユーザーインプレを見たり、試乗をするのを薦める。 ユーザーインプレの参考 http://omfan.web.fc2.com/folding_bicycle.htm

Tern Link N8の直進安定性が予想以上に高い理由を考えてみる

Tern Link N8に乗り、早速輪行旅をしてきた。 今回の輪行旅で初めてTern Link N8を長時間走らせたが、一番驚いたのが小径折りたたみ自転車としては安定性が高いということ。 小径自転車としては、ハンドルの動きに対して過敏に動く感覚が少ない。勿論大径車と比較すると大径車のほうが良いが、予想以上に直進安定性が高いので驚いた。 個人的には街乗り用小径車として使用しているAsama Betaよりも安定性が高い。Link N8に乗った後はBD-1スタンダードフレームはもう乗りたくないと思うほど。 前にDAHON・OEMモデルのCBAナクレに乗ったことがあるが、Link N8ほど安定しているわけでは無かった。そこでLink N8の安定性が高い理由を考えてみた。 安定性が高い一番の理由はフロントフォークか? Link N8はDAHON系統の折りたたみ自転車となっている。DAHON系統の折りたたみ自転車はステムの突き出しは無いのが特徴となっている。 殆どの自転車にはステムの突き出しがあり、ステムの突き出しが短くなるとステアリングの切れ角が大きいと言われている。 そのようなことを考えると、ステムの突き出しが無いDAHON系統の折りたたみ自転車のハンドリングは最悪の部類に入るはずだが、Link N8は小径折りたたみ自転車としてはフラつきにくく比較的安定しているハンドリングとなっている。 身長が高いのでやや前傾姿勢で乗れるので前輪に荷重がかかりやすい等の要因を考えたが、乗車姿勢ならDAHON OEMのナクレでも同じような乗車姿勢だった。   Link N8の写真を見て気づいたのががフロントフォーク。 参考:自転車のジオメトリー ~フォークオフセット&トレイル長~ | 京都の中古自転車・新車販売 サイクルショップ エイリン フォークオフセットが大きいと直進安定性が高いと言われている。 Link N8のフロントフォークを見た限りでは、フォークオフセットが通常の自転車よりも大きいように見える。 これは、Link N8だけでなく、DAHON・Tern等の一部の折りたたみ自転車でも、フォークオフセットが大きいフロントフォークを搭載した自転車を見ることが出来る。 出典:自転車屋徒然日記 DAHON IMPULSE D6 参考写真のDAHON IMPULSE(2015)。殆どの折りたたみ自転車のフォークオフセットの参考として。Link N8と比較するとフォークオフセットは少ないように見える。 直進安定性が高い折りたたみ自転車が欲しいのなら、Link N8のようにフォークオフセットが大きい自転車を選ぶのがベストだろう。 しかし折りたたみ自転車はフォークオフセットなどの具体的な数値は書かないのが一般的なので比較するのが難しい状況となっている。