デイリーアーカイブ 11月 29, 2016
8インチ小径折りたたみ自転車「Pacifc Carry-me」で300キロを25時間走る鉄人の世界
8インチホイールを装着した超小径自転車で有名な「Pacific Carry-me」は、メーカーサイトを見ると10キロの短距離移動用の自転車のコンセプトで作られたようだ。実際に乗った感じも10キロ程度の短距離以上で使うのは、振動や車輪径の小ささによる不安定さでそれ以上は走りたくないと思った。
ところが、そんなCarry meで300キロを走る人が世の中にはいるようだ。
http://togetter.com/li/1040368
ぼくがキャリミで300走ったときの全装備です pic.twitter.com/StCkYlI726
— ponic@ちちぶにかえりたい (@pppponic) 2016年11月25日
駆動系は完全ノーマルでDHバーを装着したCarry me。コンセプトである走行距離10キロの30倍以上の314km(東京湾→直江津)を約25時間で走破したとのこと。普通のスポーツ自転車でも大変なのに、Carry-meで行うとは凄いとしか言いようがない。
超小径車で超長距離を走る人はパナソニック・トレンクルでもいるが、8インチ折りたたみ自転車で300キロ以上走った例はこれだけなのではないかと思う。
2017年モデル編Tern Link B7・Link C8・Link N8の大きな違い
Tern LinkシリーズにはLink B7、Link C8、Link N8、Link D16の4つのモデルが存在する。その中でフロントシングルギアのLink B7、Link C8、Link N8は似たようなモデルに見えるため価格の違いがわかりにくい。そこで今回はLink N8を比較の原点として、Link C8、Link B7の違いをまとめてみたい。
フレームはLink N8とLink C8・Link B7は違う
Link N8は上位モデルのVergeシリーズに採用されているOCL Frame Joint折りたたみラッチを採用している。N8の折りたたみラッチはセーフティ機構を採用し軽い力で開閉できる楽な機構を採用している。
Link C8とLink B7は、Dahon風のFBL 2 Frame Jointラッチを採用している。Link N8に採用されているラッチと比較すると、開閉を行うとやや重いだろう。
また、Link C8とLink B7は、フレームにあるディレイラーハンガーが一体型となっており、転倒などで曲がった場合直すことができないため、独自にディレイラーガードを装着する必要がある。
https://www.cyclorider.com/archives/11491
Link C8とLink N8にはボトルケージ台座だけでなく、フレームにフロントラックを装着できる台座やトローリーラックを装着するための台座がある。
ギア比の違い
一番安いLink B7は、14-28Tの7段ボスフリースプロケットを採用している。一方でLink C8とLink N8は11-30Tの8段カセットスプロケットを採用している。C8とN8に採用されているスプロケットのほうが、スピードが出る小さいギアがあり、比較的ギアの選択肢がある。
ハンドルポストの違い
ハンドルポストは、Link N8とLink C8は上位モデルに採用されている折りたたみ機構を採用している。フレームに採用されている開閉ラッチと同じように軽い力で折りたたむことができる。
Link B7に採用されているタイプも、軽い力で折りたたむことができる機構を採用しているが構造は違う。Tern Link N8を購入したときについてきた説明書には、Link D7に採用されているラッチ専用の説明書が入っており構造が少し特殊となっていて、使い方を間違えると折りたたみ機構がおかしくなるらしいので、Link B7を購入したら説明書はよく読んだほうが良いだろう。
車輪の違い
Link B7は低価格モデルのため、ホイールの取り付けはナット式で工具が必要だ。Link C8は工具がいらないクイック式を採用している。Link N8はC8と同じクイック式となっているが、強靭なスポークとして売りとなっているSAPIM製が装備されていて、タイヤはスポーティでやや細めなSchwalbe KOJAKを装備している。(Link B7・Link C8のタイヤはKENDA KWEST)
お値段重視で街乗り重視のLink B7
ライバルは低価格の折りたたみ自転車なLink B7。他の低価格の折りたたみ自転車には装備されていない折りたたみヒンジ部分に採用されたIGUSベアリングや折りたたみ時に磁石の力で勝手に開かないようにするMAGNETIX2.0を採用している。ギア比は上位モデルと比較して少し低く、上位モデルにあるフロントラックやトローリーラックを装着するための台座が無いのは、マイナスポイントだろう。個人的には、このままの状態だと街乗り中心の使い方が合っていると思う。
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http://www.ternbicycles.com/jp/bikes/472/link-b7
コストパフォーマンスが比較的高いLink...
クロスバイクのGIANT Escape RX3に日東B261AAを装着しエビホーン化を行う
クロスバイクのフラットハンドルは長距離走行をするのには不向きだ。そのため、多くのクロスバイクのユーザーはハンドルを交換するのが一般的となっている。
GIANT Escape RX4は、GIZAプロムナードハンドルローライズにTOGSを装着し、日本流トレッキングバイクをイメージした。新たなメインサブマシンのEscape RX3は、同じようなハンドルを装着して同じコンセプトで作るのもどうかと思ったので、従来型の自転車の考えで作ってみることにした。
購入したハンドルは日東B261AA
今回購入したハンドルは日東B261AA。ハンドル幅は480ミリと、ロードバイク用のハンドルと比べると広い。通常はフラット部分にブレーキレバーを装着するのが一般的な使い方のハンドルだ。
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一般的な使い方でも、フラット部は少し手前にベントしていて、バーエンドバーの装着部分になる部分も一体で握りやすい。世界1週した自転車にも装着している事例もあるようだ。
参考:http://someyoung.web.fc2.com/equipments/text_equipments_bicycle_handle.html
GIANT Escape RX3では、バーエンド先端部分に装着しエビホーン化を行った。シフトレバーに関しては前はシマノ・A050、後ろはEF51のシフトレバー一体型を採用している。
B261AAにドロップハンドル用シフトレバーのA050を装着するのは、A050の装着径がハンドルの径よりも大きいため、ハンドルの径の関係で通常では装着はできないため注意が必要。
参考:http://chartreuse.at.webry.info/200810/article_14.html
KHS F-20TにB261AAを装着した写真。グリップシフトはハンドル中心近くに装着することはできなかったと書いてある。
装着した感想は良評価。エビホーン化を行うことで、常時バーエンドバーを握って走行することができるので手首はつかれない。また、エビホーン化が飽きた場合はフラット部分にブレーキレバーを装着して通常の使用方法にすることもでき、つぶしが効くハンドルとなっている。
欠点はハンドル幅が広いということ。ハンドル幅が480ミリある。通常の人ならやや広めのハンドル幅の広さで、オンロードとオフロードの中間のハンドルだろう。ただ、エビホーン化を行う場合は広すぎて気になる人もいると思う。そのような人は別のハンドルを選択すれば良いだろう。