マンスリーアーカイブ 12月, 2015

重量が重い自転車で1日300キロ走るとどうなるか

人力で走る自転車の世界では軽い自転車は良いと言われていて、重い自転車は走りが悪いので好まれない。この意見は自分も異論はない。ただ、多くの極端に軽い自転車や部品はカーボンだろうがスチールだろうが、非常に脆いため注意が必要だ。 逆に極端に重い自転車は走りにどの位影響が起きるのか。今年(2015年)の夏に東京~直江津300kmを行った時、300キロをやった後にさらに能登半島を走ろうと思い荷物をまとめ、荷物を局留めで送るのも面倒になり、泊まりがけの荷物を積んで1日300キロを行った。車体重量はバッグ込みで想定12キロだったのが、荷物を積んだおかげで持ちあげられないほどの重さ(想定重量18キロ?)となった。 最初は意外と走ることができる 車体が重いだけなのは短距離では加速が多少悪くなるだけで、意外と走ることができてしまう。ただ、重さによる加速の悪さはジワジワ来て後々大変な思いをする。 体力が減り始めた時に非常にしんどくなる 体力が減り始めると加速の悪さが目立ち、他の人よりも加速がワンテンポ遅れるのが目に見えてわかる。重量の重さのためか滅多に足が攣ることが無い自分も足が攣りそうになりそうになったほどだった。 明らかに悪いハンドリング キャラダイス・SQRスリムに荷物を殆ど積んだため、重心が後ろ寄りで高いためフラつきやすい。また、荷物の重量も重いのかシビアな場面での制御がし難くイライラする場面が多かった。 重量の違いは相当堪える 1日300キロ走るのにこれだけ重い荷物を積んだのも、1日300キロは既に2回やっていたので舐めていたというのもあるのと、重い荷物を積んでの長距離サイクリングは数回しかやったことが無いのもあったと思う。1日で長距離を追い込む走りで重い荷物を積むのはどう考えてもデメリットしか無く、自分は2度とやらないだろう。

MTBルック車を自動車で表すと出来が悪い中国製SUV

ikupon.comの2015/12/22の記事で、5万円以下のフルサスペンションルック車はヤバイという記事がある。MTBルック車は重く、錆びやすく、設計が不自然で乗りにくく、安定感や剛性が無く、買うのならお金を出して4万円台のクロスバイクのほうが良いと言い、もしくは2~3万円台のサスペンションが無いリジッドMTBルック車が良いと言っている。詳しい内容を見たい人は、ikupon.comを見てください。 今回は、本格的MTBやエントリーMTB、フロントサスペンションがついたデュアルスポーツタイプのクロスバイク、MTBルック車を自動車として表したらどうなるのか考えてみた。 本格的なMTBはシビアな場面にも対応できる4輪駆動車 10万円以上するマウンテンバイクは、林道よりもシビアな場面での走破性や安心感が大きい。6万円以下のエントリーMTBに存在する不安感が無いので安心して走ることができる。自動車で言うのなら、ジムニー等のシビアな場面でも走ることができる本格的な4輪駆動車のようなものだと思う。 参考:高価なマウンテンバイクと安価なマウンテンバイクの大きな違い エントリークラスのMTBは、シビアな場面では弱いが本格的な機構を採用したSUVか 今のエントリーモデルのマウンテンバイクは、ディスクブレーキやそこそこ良く出来たサスペンションを装備しているが、林道以上のシビアな場面を走るのには安心感がなくて怖い。上手い人は階段を下ることができるようだが、素人の自分が比較した感じだと、凄いとしか言いようが無い。そんなエントリーモデルのマウンテンバイクだが、林道程度ならスピードを出すなど追い込んだ使い方をしないのなら走ることができ、自分もやってきた。自動車で言うのならダイハツ・テリオス(日本名ビーゴ)のような物か。テリオスはジムニーには叶わないが、ビルドインラダーフレームや縦置きエンジン後輪駆動から設計した4輪駆動機構など、本格的な車体設計を採用したSUVで、乗用車ベースのSUVよりも本格的な場所を走ることができるようだ。 デュアルスポーツタイプのクロスバイクは、街乗り系統のSUV車か クロスバイクの中でも、TREK DSなどサスペンションを装備しシティサイクル並のタイヤを装備したモデル(デュアルスポーツタイプ)は、エントリーモデルのマウンテンバイクよりもタイヤが細く、サスペンションの稼働量が少ないので、エントリーモデルのマウンテンバイクよりも走れるオフロードは少ない。ただ、一般生活にある舗装されていない場面や段差には、このようなデュアルスポーツタイプも効果があり、タイヤもシティサイクル並の太さなので、タイヤが太いマウンテンバイクよりは舗装路は軽く走ることが出来るだろう。 自動車で言うと昔の商用車派生型ワンボックスやミニバン(トヨタ・タウンエース・ライトエースノアなど)や、スズキ・ハスラーやトヨタ・RAV4、日産・エクストレイルなどの乗用車ベースのSUVだろう。本格的にオフロード走行を行うモデルではないが、車高の高さや4輪駆動のおかげで安心感は大きいだろう。また、一部車種では乗用車の4輪駆動車には装備されていない駆動制御システムのおかげで、一般ユーザーが走行する砂利道や雪道ではさらに安心感が期待できる。 MTBルック車はできの悪い中国製SUV 重く、錆びやすく、設計が不自然で乗りにくく、安定感や剛性が無いMTBルック車はカッコだけの自転車で、オフロード走行は出来ないサスペンションやフレームは本当にカッコだけで、買うのならお金を出して別のを購入したほうがいい。自動車で言うのならできの悪い中国製SUVのような物だろう。爆破されている動画の車種は双環汽車・CEOでBMW X5のデザインをコピーしたSUVで、エンジンは現地生産されている三菱の4G63/4G69を搭載した、中国の開発能力が無い方の企業の自主ブランド車だ。動画のCEOは各部が錆びてボロボロ、ブレーキすら錆びてパッドが剥離し、走りもメタメタでとんでもない自動車のようだ。

独特の形で握りやすそうなGRAN COMPE EVO Lever

ヨシガイのGranCompeブランドの自転車部品は多くあるが、個人的に興味を引いたのがGRAN COMPE EVO Lever。サイクルモード2015でブレーキレバーがハンドルに装着された状態で展示してあった。 カンパニョーロのエルゴパワー風のデザインは、比較的握りやすくリーチアジャストが出来るのが特徴となっている。非対称形状のエルゴノミックデザインのおかげか、下ハンドルでブレーキレバーを握った時、写真のように通常のブレーキレバーよりももっと握れるような感じがする。ただ、この使い方は製作者が想定しているのかはわからない。 現代的な形で手が小さい人でも握りやすそうなドロップハンドル用ブレーキレバーのGRAN COMPE EVO Lever。キャリパーブレーキ・カンチブレーキ用のGRAN COMPE EVO Leverと、Vブレーキ用のGRAN COMPE EVO Lever Vの2種類があり、特にVブレーキ対応のドロップハンドル用レバーは貴重だろう。 http://www.diacompe.co.jp/original42.html DIA COMPE(ダイア コンペ) EVO LEVER BROWN ペアセット posted with カエレバ DIA COMPE(ダイア コンペ) Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ヤフオク!で探す GRAN COMPE(グラン コンペ) EVO-V BLACK ペアセット posted with カエレバ GRAN COMPE(グラン コンペ) Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す ヤフオク!で探す