チェーンステーが短いほど前傾姿勢を強要される? チェーンステー長の考察

一般的には、チェーンステー長(リアセンター)が短いほど、加速が良いと言われている。このチェーンステー長が短いのは、一部ではある意味信仰になっている。

しかし、自転車マニアの中で更に自転車に詳しい人は、チェーンステー長は自転車の使用条件で決まり、チェーンステー長が短ければ良いというわけではないという意見が、少数だけど存在する。

自分はショートチェーンステー長信仰に疑問を持っていて、その後、3つの理由からチェーンステー長が短ければ良いという考えは間違いでは?という考えになった

アップライトな乗車姿勢の自転車になるほど、チェーンステー長が長くなる。例えばGIANTだと、競技用のロードバイク「TCR2」は405ミリ、競技用ロードバイクよりもアップライトに乗る「DEFY2」は420ミリ、DEFYよりも乗車姿勢がアップライトになる「Escape Air Limited」は425ミリとなっている。

Escape RX4にノースロードバーを入れ、アップライトな姿勢にしたら、同じタイヤで同じ空気圧なのにリアタイヤの「潰れ」が通常よりも大きくなった。

セカンドバイクのウメザワ・ランドナーは、前に乗っていたロードバイク「Scott Speedster」と同じタイヤ、タイヤ幅を採用(Panaracer Pasela Blacks 700×23c)しているのに、リアタイヤの「潰れ」が少ない。また、姿勢はランドナーのほうがロードバイクよりも、アップライトなのに「転がり」が良いように感じた。因みにロードバイク(Scott Speedster)のチェーンステー長は405ミリ、ウメザワ・ランドナーのチェーンステー長は恐らく430ミリ以上はあると思う。

この3つの事例で、自分はショートチェーンステー長信仰よりも、チェーンステー長は自転車の使用条件で決まり、チェーンステー長が短ければ良いというわけではない意見が正しいと思うようになった。

チェーンステー長は自転車の使用条件で決まり、チェーンステー長が短ければ良いというわけではない。アップライトな乗車姿勢姿勢ほど、チェーンステー長が長くなる事実を見ると、新たな発見をするようになった。

まず、泥除けが取り付けられないほど短いチェーンステー長の競技用ロードバイクは、アップライトに乗るサイクリング用の自転車ではないということ。チェーンステーが短いので、アップライトな乗車姿勢になると、通常の空気圧を入れても、通常よりも後輪に加重がかかりやすくなる。リアキャリアを付けて荷物を積んだり、アップハンドルにしたらもっと大変なことになる。タイヤが潰れやすくなると考えられるのは、転がり抵抗が悪くなったり、リム打ちパンクがしやすくなったり、車輪に大きな加重が加わり、耐久性が通常よりも速く消耗することが考えられる。

更に車種別に考えると、初期のGIANT Escape Rシリーズは設計的に優秀な自転車とは言えなくなる。初期型のEscape Rシリーズは、前傾姿勢になるドロップハンドル用ロードバイク「OCR」と同じチェーンステー長(418ミリ)になっている。Escape RはOCRよりもアップライトな姿勢で乗るので、本来ならチェーンステー長はもっと長くしたほうが良かったという考えもできる。(因みに現行型Escape R3のチェーンステー長は425ミリ)

これからは、自転車メディアの記事を見るとき、チェーンステー長は自転車の使用条件で決まる考えの人は、他の自転車マニアよりも一歩先に進んでいる人だと思っていいのは間違いないと思う。

参考URL

リヤセンター/フロントセンターの比率 – 妻苦輪愚狂会 – Yahoo!ブログ

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