今でも存在価値があるフリクションシフトレバーの利点

現在の自転車の変速機は、一段一段変速が決まるインデックス方式を採用している。一方でレバーの引き具合で変速する方法はフリクションと呼ばれていて、この方法だとライダーの勘に頼って変速しないといけないので衰退したらしい。

ただ、自分の自転車では前のギアの変速レバーはフリクションシフトを使っている。MTBやクロスバイクで採用されている前3段のトリプルクランクは、インデックス方式だと頻繁に調整をしないと、上手く変速できない場合やチェーンが前変速機に擦っていて嫌な音がする場合があり調整が難しい時がある。これがフリクションシフトだと、細かい調整が可能なため、調整頻度が少なくなり、前変速機の位置を自由に調整できるのでチェーンが前変速機に擦っていて嫌な音がしなくなる利点がある。また後ろ変速機の取り付け部分(リアエンド)を曲げた場合、多くのスチールフレームは曲がったのを戻すが、この修理が上手くいっていない場合、インデックス方式だと上手く変速できない事態があった。この時、変速レバーをフリクションにしたら、インデックスで変速が上手くいかなかったことが、上手く変速できるようになった。恐らくインデックス方式は、リアディレイラーの取り付け部分の角度がずれると、変速する位置がずれてしまって上手く変速できなかったのが、フリクションだと自分で変速する位置を設定できるため、上手く変速できたのかもしれない。

変速性能が高いインデックスシフトは許容範囲が狭い一方、インデックス方式よりも変速性能は低い一方、許容範囲が広いフリクションシフトは、競技では不向きだと思うが、公道を走るなら悪くないと思う。

問題はフリクションシフトレバーが少ないこと。買いやすい価格のものでは、シマノではフラットハンドル用のサムシフタープラスとドロップハンドル用のA050ぐらいしかない。

ダイアコンペからは、前からWレバーやバーエンドコントローラーのフリクションシフトが売られていたが、これらはドロップハンドル用で、ハンドルから手を離して使うのでマイナーな印象があった。今はENECICLO サムシフターが登場していて、ハンドルを離さないで変速することができる物が登場している。

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