自転車メディアのジャンル分けは役に立たない

自転車のジャンル分けは、多くの自転車メディアはマトモに見てはいけないと思っている。自転車メディアのレベルが非常に低いので、役に立たないからだ。よくクロスバイクを一括りにする所があるが、クロスバイクは様々なジャンルの物がある。(自分はこれを理解するまで8年間はかかった)

よく、クロスバイクのジャンルで、サスペンション付きクロスバイクを一括りにするメディアがあるが、同じサスペンション付きクロスバイクのLouis GarneauのTRTRXの設計が違うのが素人でもわかると思う。これを自動車で言うなら、トヨタのハリヤーランドクルーザーを同じジャンルの車として言っているようなものだ。自動車を知らない人に解説すると、トヨタのハリヤーは、乗用車ベースのSUV車で、スズキ・ジムニーや日産・サファリ等の、旧来の4輪駆動のSUVみたいな荒れた道を走れない一方、舗装路は快適に走れるSUV。ランドクルーザーはオフロードを走る旧来の4輪駆動のSUVという違いがある。そのためハードな使い方が想定されるランドクルーザーは、オフロードの場面によって4輪駆動の制御を変えたり、スタックからの脱出をアシストする機能がついているとのこと。仮に自動車メディアでハリヤーとランドクルーザーを同じジャンルの車として書いたら、マニアから素人のバカ扱いされるのは間違いない。

自転車メディアで、クルマで言うハリヤーとランドクルーザーをごっちゃにしても、特に何も言われないのは、受け手がわからないのもあると思う。このジャンル分けは、ロードバイクにも言えることで、SurlyのPacerやGIANTのPACE等、ロンクアーチブレーキを装着したロードバイクと、Felt Zシリーズ等、ショートアーチブレーキを装着し、前傾姿勢を緩めたロードバイクをツーリング用ロードバイクと一緒にしているけど、見ているうちにどうしても、この2種類の自転車はツーリング用ロードバイクというジャンルにわけてはいけないと思うようになっている。

なんで、ここまでジャンル分けにこだわるのかというと、スポーツ自転車はどうやっても、最後はその自転車の設計に縛られてしまうと思うようになったからだ。例えば競技用ロードバイクに、荷台や泥除けは基本的に装着できないし、トレッキングバイクは基本的にはスピードを出す自転車にはできない。自転車の設計はその自転車のジャンルによって縛られ、自転車でのライフスタイルまで影響されるのを覚えておいたほうがいいと思う。特にロードバイクは万能薬のような存在に思われているけど、そんな万能薬のような自転車は存在しない。個人的には、むしろロードバイクは副作用があるキツイ薬のような自転車と自分は思っている。

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