ロードバイクブームはスキーブームの末路になるか

自動車やオートバイの世界では、競技用、もしくはそれに準じた物は斜陽化している。基本的に競技用の乗り物は公道では使いにくいのが普通だ。しかし、自転車の世界に関しては、競技用の自転車を公道で使うのが当たり前で、各メディアでも公道でも競技用部品を使うのを提唱している。

もっとも、競技用の部品を公道で使うのは無理があるので、様々な弊害が出る。一番わかりやすいのが前傾姿勢で、極端な前傾姿勢で首を痛め自転車に乗れなくなる事例がある。

 何がいかんって、実はロードバイクの姿勢がいけない。背中を丸めて、首だけ前に起こす、と、長時間この姿勢をとっていると、脊椎の神経が圧迫されてしまって、炎症を起こしている部分が、またまた痛む、ということになっていた。
ということで、とにかく私のすべきことは「炎症を抑えること」。ここに尽きたわけだ。
で、この1ヶ月というもの、ほぼ自転車に乗らなかった。

夏の終わりの(週刊 自転車ツーキニスト478) (2012年8月31日発行) | 疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」 – メルマ!から引用。ロードバイクの前傾姿勢で、首を痛めて自転車に乗れなかったとのこと。自分もロードバイクに乗ってた時、極端な前傾姿勢にして首が痛くなった。その後はすぐにアジャスタブルステムでハンドルを上げて、前傾姿勢を緩和させて乗っていた。

自分の自転車のコンセプトは「公道仕様」で、公道を快適で安全に走れる自転車を提唱している。自転車もBD-1、スピードクロス、ランドナー、街乗りクロスバイク、ロードバイク、ハードテイルMTB、フルサスMTBがあるので、ネタは死ぬほどあるが、お金が無いのでコツコツやっていくつもり。

しかし、世の中の自転車メディアは「公道仕様」では無く「競技仕様」に目を向けている。今の自転車ブームも公道で扱いにくい競技仕様の自転車を提唱しているが、今後はどうなるか?

個人的には競技用自転車ブームはこのまま行くとスキーブームのように萎んでいくと思っている。

20 昔からの人が残り、新しい人がやめて、客数が元に戻っただけなのでは?
計算はそうだとしても、やめた人が何を思っているのか、今の気持ちが問題です。例えばボウリングやビリヤードの定期ブームが、毎回「飽きられて」終わるのとは違い、最新のスキーブームは「恐がられて」「嫌われて」終わっています。「悪感情」が残ったのです。満喫して飽きたのではなく、満たされずにはじかれての脱退・・・。原因が法外な板の難易度とわかり、世界の全メーカーが板を総入れ替えし、解決は進んでいます。しかし度を超えた恐怖の思い出は今も消えず、散々だった古い体験談が次世代を巻き込むなど、負の遺産まで残ってしまいました。

22 ただ、スキーは地道な練習さえが、本来もっと明るく楽しいはずだが?
ブームより前には健康的な明るさがあり、スキーは難しくて当然という納得ずくの雰囲気がありました。参加者同士に、高額で困難な珍しい世界にチャレンジする連帯感もあったでしょう。しかしイメージが俗化して誰もが行く風潮が一度できると、遠い世界のあこがれでなくなると同時に、快、不快を額面どおりに受け取る正直さが広がります。「不快」の判定を大勢の国民が下したわけで、「スキーの権威」が下がり、「雲の上のスポーツ」ではなくなったのが、あのブームの決算です。

二十世紀末、スキーから客が去った理由 スキー100年目の革命から引用。スキーブームで一気にスキーが広まったが、この時代には扱いにくい旧式スキーに一般ユーザーがなれなくて、大勢の人が去ったとのことだ。

一番の問題は、「悪感情」が残ったということ。このまま行くと、スポーツ自転車は扱いにくい自転車として扱われて自転車の存在価値も、今のスキーのように落ちるだろう。

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