アメリカでの自転車生産が復活する?

一部では、新興国の賃金上昇で国内生産に回帰する動きが出ている。どうやらその動きが自転車にも出ているようだ。

ウォルマートが製造業支援の基金創設、国内生産を後押し

米小売最大手ウォルマート・ストアーズ(WMT.N)は23日、米国の製造業支援のための基金を創設したと発表した。規模は1000万ドル。同社に納入している自転車メーカーが今年国内生産を開始する計画もある。ビル・サイモン最高経営責任者(CEO)

ヨーロッパ圏ではアンチダンピング税問題もあって、ヨーロッパに工場を置いている会社がある。愛地雅工業有限公司は、アンチダンピング問題でポーランドに工場を持っている。

『現在ポーランドにも施設を運営しています。ジャイアントに次いでヨーロッパに施設を持つ台湾自転車メーカーとなっています。2008年には通貨レート問題のため赤字となりました。この問題は今年は起こりません。アンチダンピングがまだ大きな問題であることからポーランド工場の位置づけは重要です。ポーランドの会社はさらに成長するよう目標設定しています。また製造対象はハイエンド自転車としています。』

から引用。

アメリカで国内生産に回帰すると打ち出したのはKent Internationalという会社。Kentは量販店用の自転車を販売していて、ウェブサイトを見ると、3万円以下の安物系自転車を売っているようだ。中国の人件費高騰で、生産国を移すのなら、アメリカではなく、ベトナムやカンボジア(Feltの一部モデルはカンボジアで生産している)等の他国に移すのが移すのが普通と思っていたので、アメリカに移すのが興味深いと思った。

アメリカの製造業支援のための基金を使うために、アメリカに組み立て工場を持つのが普通の考えだけど、もしかしたらKentが、これを利用して自転車専門店市場を狙っているのでは?と思うのは多分気のせいだと思う。この自転車の生産が組み立てだけなのか、フレームを生産するまでの大々的な工場を作るのかはわからない。

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