これを読んで旅ができるのかが疑問な自転車本「エイムック 旅する自転車の本」

図書館で、エイムックの旅する自転車の本というのがあったので3冊読んでみることにした。

簡単に言うとランドナー系の自転車の本だが、なぜ本の名前を「旅する自転車の本」にしたのかということ。

恐らく旅をする自転車=ランドナーという発想だと思うが、これは非常に短絡的な思考回路なのでは?と思う。(本では一応クロスバイクや折りたたみ自転車も買書いていたが、基本的にはランドナーしか書いていない。)ランドナーを復権したいと思っているかもしれないが、日本はドロップハンドルのツーリング車は豊富なほうだ。自転車の本場ヨーロッパで、自転車の平均購入金額5万円台とヨーロッパ市場でもトップクラスのドイツ・オランダでは、マスプロダクションのドロップハンドルのツーリング車が絶滅している。ヨーロッパのツーリング自転車はクロスバイクタイプに実用部品を搭載したトレッキングバイクで、Kogaではセミオーダーメイドの「Koga Signature」では、ロードバイクとトレッキングバイクのセミオーダーメイドが可能になっている。ヨーロッパ市場と比べたら、日本のランドナーは十分復権しているレベルだ。

また、世界1周しているアドベンチャーサイクリストはランドナータイプから去ってMTBに移行している。そのMTBも調べると世界1周する自転車のハンドルは、フラットバーを基本にしたハンドルが殆どで、ドロップハンドルは少数派のようだ。なぜ名前が「旅する自転車の本」なのに、この手の自転車の存在を忘れているのだろうか?書いた人は自転車の素人じゃないのか?と思ってしまうほどだ。さらにやたらと昔に固執しているのも気になった。

2014-01-05 10.22.45

自分もランドナーを所有しているが、正直言って旅する自転車にランドナーに固執する必然性は無いと思っている。(なので、主力車種としてEscape RX4を購入した)やたらランドナーに固執すると自転車旅の敷居が高くなる。フラットハンドルのクロスバイクやMTBでも「技」を使えば長距離走れる自転車を作ることが可能で、十分旅ができる。

「エイムック 旅する自転車の本」の本は、料理本で例えると「塩麹を入れると料理が美味しくなる」のではなく「塩麹を入れるから料理が美味しくなる」と言っているような本で、目的と手段が逆転しているように感じた。一般人にとって自転車旅=ランドナーしかないというある意味1つの目線でしか見れない有害な知識を得る本だろう。

因みに、本の名前が「ランドナーと旅」なら、ここまで書きません。

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