初心者向けクロスバイクの選び方

初心者向けクロスバイクの選び方は、自転車選びの中ではトップクラスの難しさだ。乗り込んでいる人なら、自転車を走らせていくにつれて、どのような機能が欲しいのか、ある程度はっきりしてくる一方で、初心者はスポーツ自転車に乗ったことがない一般ユーザーなので、どういう自転車を選べばいいかわからない。

初心者向けのスポーツ自転車で重要だと思うのは「汎用性」だと思う。クロスバイクは、ある局地的な使い方だと、ロードバイクやマウンテンバイク等の競技用自転車には劣るけど、局地的な場面が無い公道や一般ユーザーの使用条件では、むしろ有利な場合が多い。今回は、街乗り、1日サイクリング、荷物を積載しての長距離ツーリング、1日をフルに使うロングライド、輪行が可能と、一般ユーザーが可能な使用条件を対象に考えてみた。

・変速機

クロスバイクの世界では、外装変速機と内装変速機がある。複数のギアが見えない内装変速機は後輪車軸部分のハブに、遊星歯車を搭載している。外部にギアが露出していなく、泥汚れに強く耐久性があり、停止時にも変速ができるため、市街地を走る自転車に向いている。ただ、自転車ツーリング時に発生した場合のパンク修理や輪行等での車輪の着脱が難しく、普及価格帯モデルの内装変速機は、変速段数が少ないので、長距離向きとは言えない状況にある。高価格帯の内装変速機では、Shimno ALFINE等、街乗り以上のサイクリングに使える物もある。個人的には興味がある所。

2013-11-04 13.17.48

スポーツ自転車で主流なのは上の写真の自転車に搭載されている外装変速機で、外部にギアが露出しているのが特徴。多くのスポーツ自転車ではパンク修理や輪行等での車輪の着脱が簡単で、ギア比を変更が容易と長距離を走るには有利な一方、汚れに弱く、頻繁な調整が必要という欠点がある。汎用性を求めるのなら外装変速機のクロスバイクを選んだほうがいいだろう。

前のギアは車種によっては1段から3段まであるけど、3段あるのが理想。前のギアが小さいほど軽いギアになり、多くの前3段のクロスバイクの一番軽いギアは普通の人の拳よりも小さいギア(22~28T)がついている。小さいギアは長い坂で、歩くようなスピードで走ると、体力を減らさないで走ることができるので、坂道が辛くなくなる。

・タイヤの太さ

クロスバイクは車種によってタイヤの太さが違う。車輪径が700cのクロスバイクの場合、基本的に28C(28ミリ)の比較的細いタイヤを履くクロスバイクは舗装路重視のクロスバイクで、逆に38c~40c(38ミリ~40ミリ)の比較的太いタイヤを履くクロスバイクは、多少の砂利道でも走れる汎用性があるクロスバイクだと思っていい。細いタイヤはロードバイクに非常に近い走りの軽さが楽しめる一方、路面状況を気にしたりする問題がある。

舗装路重視のクロスバイクを見つける一つの目安としては、標準装備されているタイヤ幅を見ればいいと思う。28cを装着しているクロスバイクは舗装路重視のクロスバイクだと思っていい。

どれにすればいいかわからない場合やタイヤの細さに不安があるのなら、太いタイヤを装着しているクロスバイクを選んだほうがいいと思っている。細いタイヤに交換するのは容易だが、太いタイヤに交換する場合、車体(フレーム)に干渉して取り付けできない場合があるためだ。例えば、700×28cタイヤを標準装備されている舗装路重視のクロスバイク、GIANT・Escape R3に700x35cのスパイクタイヤを装着すると、隙間が殆ど無くなる。

(参考URL)エスケープにスパイクタイヤ

・前サスペンション

クロスバイクのサスペンションは、マウンテンバイクのサスペンションよりも稼働長が短い。現在のレクリエーション用マウンテンバイクのサスペンションの稼働長が80ミリから100ミリに対して、クロスバイク用サスペンションは50ミリから63ミリと短い。実際の悪路走行については所有していないためわからない。いつかは所有したいが、自転車の置き場所が無いのでいつになるかわからない。

サスペンションの利点は、歩道の段差のショックを和らげ、多少の砂利道でも走れること。欠点は車体重量が重くなることと、メンテナンスが必要なこと。舗装路重視だったり輪行をする場合は、車体が軽いサスペンション無しのほうが良いと言われている。良い前サスペンション付きクロスバイクの場合、前サスペンションにサスペンション機能を固定させる「ロックアウト」機能がついているのもある。ロックアウトさせるとサスペンションが動かなくなり、サスペンションが必要ない場面でも快適に走れるので、サスペンション付きクロスバイクを購入する場合は要チェックだ。

近年では、通常のクロスバイク用サスペンションよりも、さらに舗装路重視にしたサスペンション「SRサンツアー・スイングショック」が搭載されているモデルもある。スイングショックは、サスペンションの稼働長が25ミリと非常に少なく、どんな走りなのか気になる所だ。スイングショックを搭載した自転車に試乗してみたいところだ。

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