Khodaa-Bloom Rail700 SLに乗って感じた超軽量クロスバイクの弱点

アメリカGIANTのFCRシリーズを日本向けに仕立て直した、GIANT Escape Rシリーズがヒットしクロスバイクがブームになったが、それだけでは飽きたらないGIANTは日本市場向けにEscape Airという超軽量クロスバイクを出し、新たな先駆者になろうとしている。

自転車はレクリエーションとなっているアメリカでは、スポーツ志向のクロスバイクが中心になっているが、大半はEscape Rシリーズよりもタイヤが太い。一例を上げるとTREKのFXシリーズは、Escape Rよりもタイヤが太くてホイールベースが長くなっていて、安定性重視のフレーム設計になっている。一方、ヨーロッパ圏で、自転車を交通手段の1つとして使っているところでは、サスペンション付きのクロスバイクが主流で、サスペンション付きクロスバイクに荷台やライトを装着したトレッキングバイクが多い。世界的にEscape Rみたいなロードバイクに近いフレーム設計のクロスバイクは珍しく、Escape Rシリーズと同じフレームを採用していたアメリカでのFCRシリーズは、ライフスタイルバイクではなくフィットネスロードバイクとして、ロードバイクのジャンルに入っていたほどだ。

超軽量クロスバイクは、アメリカ向けクロスバイクやヨーロッパ向けクロスバイクとは違うため、市場が小さいためか参入するブランドはいないように見えたが、Khodaa-Bloomがついに参入した。
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Rail700 SLは、重量は8.7kg(サイズは480mm)と非常に軽く、国内販売中の10万円以下の前変速機付きクロスバイクでは一番軽いようだ。Escape AIRで少し失望したので、超軽量クロスバイクのFarna700 SLは期待して試乗してみたら、こちらも失望した。ダイレクトに進む加速感はロードバイクと比べたら確実に劣ると感じたからだと思う。「性能的には15万クラスのアルミロードバイクと言われても、全然違和感を感じない」と言う人もいるが、正直言って質の悪い冗談にしか聞こえない。ロードバイクと比較して試乗したら、確実にガッカリすると思うし、自分はガッカリした。自分にとって、超軽量クロスバイクはロードバイクの代用品とすると失敗すると思う。自分で自腹を切ってロードバイクの代わりにするなら、超軽量クロスバイクは買わない。超軽量クロスバイクは軽量ツーリングバイクと思えばいい自転車だ。

こんな風に書いていたら、なぜ超軽量クロスバイクは走りが劣るのか考えてみたくなった。クロスバイクだがら走りが劣るとは考えにくい。Escape RXはダイレクトに加速するクロスバイクと感じたから、フレームの設計が違うのだろうか?世の中で言う、「剛性」を落として「軽さ」に振り向けたと考えればいいのだろうか?ブリヂストンアンカーのアルミフレームのロードバイクで、レース志向のRA6より、一般ユーザー向けのロングライド志向のRFA5のほうが軽いし、軽さと剛性については何かの因果関係があるのかもしれないけど、ここまで行くと自転車を設計する人でないと語ることはできないと思う。少なくとも、自転車好きの自分が語るのはおかしいだろう。

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