シマノ・Nexusインター5は、スポーツ自転車に使うのに相応しいか

BIANCHI PISTA VIA BRERA Inter5、GIANT ESCAPE R i5等、安価な内装変速機のスポーツ自転車にシマノ・ネクサスインター5が使われるようになった。ネクサスシリーズは、シティサイクル等の街乗り用自転車部品のブランドだが、内装変速機はスポーツ自転車にもよく使われている。新しく登場したインター5に興味を持ち、試乗してみた。

2013-11-04 14.14.46

今回試乗したのは、BE ALLの内装5段変速車。サイクルモードの試乗コースで走った限りでは、細かいギアがあるので、内装3段変速にありがちな、ギアが重すぎる・軽すぎるのが無く、普通に走るのならいいと思う。問題は、本気の高速走行時で、ペダルを強く漕ぐと踏み込む力が逃げてしまうような感じが出る。また、ペダルを早く漕げばこぐほど、車輪に何かがまとわりついているような抵抗を感じ、スピードが出にくくなる。ネクサスシリーズは元々、シティサイクル用の部品で、本格的なスポーツ自転車に使う物ではなく、本格的なスポーツ自転車には、スポーツ自転車専用内装変速機「アルフィーネ」があるため、シマノとしては、このような本格的な内装変速機のクロスバイクにはアルフィーネを使って欲しいのでは?と思う。

ネクサス・インター5には、スポーツ自転車の利点の「ダイレクトに走る感覚」が無い。最初、ネクサスインター5のスポーツ自転車に乗った時、外装変速機のスポーツ自転車とくらべて走らないので非常にガッカリしたが、ネクサスシリーズを調べていくうちに、そもそもネクサスシリーズをスポーツ自転車に搭載することが間違っているのでは?と思うようになった。

ダイレクトな走りやスピードを犠牲にして、耐久性とメンテナンスフリー化を追求したネクサスシリーズは、元々は高速走行を目的にしないシティサイクル用の部品で、スポーツ自転車にネクサスシリーズの内装変速機を搭載すると、車体は走りたがっているのに、後ろから引っ張られるようなチグハグな走りのスポーツ自転車ができるのは当たり前なのかもしれない。

ネクサスシリーズの内装変速機を搭載する自転車と想定ユーザーは、スピードはそこそこで比較的アップライトな姿勢で街中を走るための物だろう。前傾姿勢で走る自転車に、この内装変速機は似合わない。ネクサスシリーズの内装変速機を搭載したスポーツ自転車を購入する時は、試乗をした方がいい。ダイレクトに走るスポーツ自転車だと思ってネクサスシリーズの内装変速機付きスポーツ自転車を購入すると、ガッカリする可能性が非常に高い。逆に軽い街乗り用自転車が欲しいのなら、ネクサスシリーズの内装変速機付きスポーツ自転車を購入するのなら、悪くない選択だろう。街乗りレベルなら抵抗感はあまり感じなく、耐久性が高くメンテナンスフリーな、内装変速機はぴったりだろう。

スポンサーリンク