650Bクロスバイク 2014年 GIANT GRAVIERの問題点

2014年2月2日追記

GIANT GRAVIERに使える650B用のスリックタイヤは徐々に登場してきた。今のところラインナップはまだまだ少なく、価格も比較的高いが、取り寄せればとりあえず補修用部品は大丈夫だと思う。

650B(27.5)をプッシュしている、2014年のGIANTのMTBモデル。そんなGIANTは、クロスバイクまで650Bモデルを登場させた。

その名はGRAVIERで、650B×1.5タイヤを装着している。Escape Rシリーズとの大きな違いはフレームで、Escape Rは、元々フィットネスロードバイクのUSA FCRの日本向けに仕立て直したクロスバイクで、比較的細いタイヤしか履けないロードバイク寄りの設計だった。GRAVIERはEscape Rよりも太いタイヤを装着していて、スポーク数もEscape Rよりも多い車輪を装備している。

Escape Rよりもオールマイティに使えるGRAVIERだが、一番の問題は、タイヤとチューブが非常に入手しにくいことだろう。いくら、競技では650Bが有利でも、使用する一般ユーザーには不利では意味が無い。例えば、26インチHEや700Cの車輪がついたクロスバイクなら、タイヤを太くしたり細くしたりして、走りを変えることができる。特に、700cは、少し太くてちょっとした砂利道を走れるタイヤから、細いロードバイク用タイヤまで、様々なタイヤがある。

しかし650Bタイヤは、今のところMTB用の太いオフロード用しか無くて種類が非常に少ない。しかも記事作成時点では、GRAVIERに装着できるタイヤがラインナップに無い。

レーサーならともかく、自分みたいな一般ユーザーにとって、タイヤとチューブはどこでも手に入る自転車のほうがいい。例えば長距離サイクリングで、タイヤを駄目にしたら、自転車屋に駆け込むしかないが、どんな土地でもスポーツ自転車用のタイヤとチューブが容易に手に入る所ばかりではない。ホームセンターは最近は700cのタイヤやチューブが手に入るようになったが、2000年代前半は、700cのチューブやタイヤをホームセンターで入手するのが難しく、700cタイヤは売っているのにチューブは売ってない所もあった。また、田舎の小さな自転車屋だと、700cのタイヤを2本欲しい時に、23cと28cが1本ずつしかない場合もあった。

この650Bなんか遠出はできないだろう。恐らくスポーツ自転車に強い自転車屋でも、650Bチューブとタイヤが売っている所は非常に少ないと思う。

650Bの自転車は、今のところはレースみたいな限定的な場所で使うならともかく、一般ユーザーが使うには時期尚早だろう。個人的には、タイヤとチューブの問題が解決しないかぎり、GIANT GRAVIERは買わない方がいいだろう。

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