自転車解説 カインズホーム・パンクしにくい自転車

・自転車のコンセプト

パンクしにくいタイヤを装着して、最近有名になっている自転車。軽快車系には、シティサイクルタイプとファミリーサイクルタイプがある。その他にもベルトドライブタイプがあるけど、ベルトドライブ車は所有したことがないので書かない。

・フレーム

スチールフレームになっている。フレームと荷台の重量制限(クラス表記)が書いてないので、後ろ用子供乗せはつくかどうかは、カタログではわからない。

・鍵

後輪のシリンダー式馬蹄錠とハンドルロックがついている。ミヤタのアルミスター等のシティサイクルみたいに、馬蹄錠の鍵と連携する「一発二錠」タイプではない。でも、盗難防止には役立つだろう。

・ブレーキ

前ブレーキはシングルピボットキャリパーブレーキ。ブレーキシューが赤いので、恐らくBAA対応タイプだと思う。BAA対応タイプは、通常のシングルピボットキャリパーブレーキよりも効きがいいと言われているけど、最近の1流メーカー品のデュアルピボットキャリパーブレーキよりは効かない。後ろブレーキはローラーブレーキで、これは音鳴りが非常にしにくいタイプで、よく使われている。

・ライト

0.5WのLEDオートライトがついている。1流メーカーはこれよりも明るい、1WのLEDオートライトが主流なので、ここは明らかにコスト削減だろう。

・変速機

シティサイクルタイプが外装6段変速。ファミリーサイクルタイプは外装6段変速、内装3段変速になっている。細かくギアを変えて走れるが、細かい調整が必要な外装変速機。調整が少なくていい一方、大雑把な変速しかできない内装3段。それぞれ特徴があるので、考えて選ぶ必要がある。

・タイヤ/車輪

リムはアルミリムで、1流メーカーが使うステンレスリムよりは強度は落ちる。

パンクしにくい自転車といわれているので、「パンクしにくいタイヤ」が標準装備されている。パンクしにくいタイヤは、パンクしにくいと利点があるが、欠点もある。パンクしにくいタイヤは、パンクしにくくするために中のゴムが厚くなっているが、グリップするゴムが厚いわけではないので、耐久性が高いわけでもない。また、滑りやすいとか、直進安定性がなくてフラフラ感があって気持ち悪いとか、チューブが入りにくいという不評がある。

タイヤ単体で接地面を押そうとしても非常に強い力を押さない限り、接地面が凹まないほど異様に硬いのに、他の自転車と乗り心地は変わらないと書いているので、この自転車は信頼出来ない。

因みに、1流メーカーの高価格モデルにも、パンクしにくいタイヤを装着しているところがあるが、1流メーカー品の中には、中のゴムを厚くするという単純なことをするのではなく、タイヤ内部に特殊なシートを入れている。

唯一、いいと思ったのは、空気が抜けにくいスーパーバルブが標準装備されていることだが、この部品は100~300円ぐらいで買えるので、大してプラスにはならない。

・サドル/グリップ

ヌルヌルしているグリップに、お尻の感触が悪いゴム丸出しの表皮を使ったサドルを採用している。両方共、安物だ。

・保証関連

1年間の無料盗難補償がついていて、40%の自己負担金で新車が手に入る。計算すると

19,800円(車体価格)+2,700円(安心スマートパック加入の金額)+7,920円(盗難時の自己負担金)=30,420円かかる

安心スマートパックをつけると、2,700円で、カインズオリジナル自転車は1年目20%、2年目40%の自己負担金で 新車が手に入る。

1年目だと

19,800円(車体価格)+2,700円(安心スマートパック加入の金額)+3,960円(盗難時の自己負担金)=26460円

2年目だと

19,800円(車体価格)+2,700円(安心スマートパック加入の金額)+7,920円(盗難時の自己負担金)=30,420円

3年目だと保証が消えるので

19,800円(車体価格)+2,700円(安心スマートパック加入の金額)+19,800円(車体価格)=42,300円

になる。

「パンクしにくいタイヤ」がついているのは良いのかもしれないけど、その代わりのデメリットが多い。動画では家計はパンクしなくてすんだと言っているが、デメリットが多いタイヤと、貧弱な盗難補償で、家計がスリップして事故を起こしやすい気がするので、自分なら、もっとお金を出して3年間盗難補償付きの自転車を買うだろう。

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