小径車と一括りに評論するやつには近付くな

自転車というのは車輪だけで走るわけではなく、沢山の部品が合わさってできているのに、なぜか車輪の径だけで自転車の性能を判断する頓珍漢なのがある。オートバイで言うならスクーター(Honda Today)と子供用のモトクロスバイク(Honda CRF50)の車輪の径が同じだから走りも同じと言っているようなものだ。

そんなこんなで世の中適当に言う人が多いので、自分は身銭切って体験するか、できないのなら情報を限界まで集めてシミュレーションするのがモットーとして、いろんな自転車を所有したいと思っている。

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自分が知る限り、簡易試乗以上に乗った小径車は、20インチミニベロのAsama BETA、18インチ折りたたみ自転車のBD-1、20インチ折りたたみ自転車のあさひ・ナクレ(Dahonフレーム時代)の3台。どこかでDoppelGangerの小径車も所有したいが、自分用以外にも自転車がある(自分のも含めて11台もある)ので、これ以上増やしたら、置き場所が無くなってパンクするので買えない。

3台の車輪径の大きさが近い小径車に乗って思ったのは、小径車は車種が1つのジャンルになっているので、小径車という括りで見るのは非常に危険だと思うようになった。

折りたたみ自転車と、折りたたみ機構を持たないミニベロなら、折りたたみ機構が無いミニベロのほうが性能はいい。ミニベロは折りたたみ機構が無いので、純粋に走ることだけに集中しているのか、無理の無い設計になっている物が多い一方、折りたたみ自転車は、折りたたむことを想定しているので、何かしらの走りに支障が出るものがあると思う。

たとえば、BD-1やナクレは、普通の自転車には絶対あるステムの突き出し長が無い。ほとんどの折りたたみ自転車はステムの突き出し長がないが、これは折りたたみ時にステムの突き出し長があると邪魔になるので、突き出し長をなくしているのだと思う。

ハンドルの高さも小径車にとっては非常に重要だ。ハンドル高の調整ができたナクレで、一番走りが安定していたのはハンドルとサドルの高さが、ハンドルのほうが低くなっていた前傾姿勢の状態が一番安定していた。逆にハンドルが高いママチャリポジションみたいなのが最悪で、ちょっとおっかないと思うくらい走りが変わってしまう。

車輪が小さいから、乗り心地も硬いと思うかもしれないが、ミニベロのAsama Betaは意外と許容範囲のレベルだった。しかしナクレは、乗り心地が硬くてサスペンションが欲しいと思うくらいのレベルだった。もしかしたら、折りたたみ自転車はフレームがしならないので、硬い乗り心地になるのかもしれない。BD-1には前後サスペンションがあり、前はサスペンションがあるので、硬いとは思わない一方、後ろは社外品のエストラマー式で振動吸収しているようには思えなかった。

たった3台の小径車に乗ったかぎりでも、これだけのことが書ける。はっきり言って「小径車と一括りに評論するやつには近付くな」と言いたい。

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