自転車短評 ルイガノ TRXシリーズ

ルイガノには街乗り系クロスバイクTRシリーズ・舗装路寄りのTR Liteシリーズ・そして多少の砂利道もOKなTRXシリーズの、3つのTRシリーズがある。このTRシリーズは、全部TRという名前がついてるが、まったく別の自転車だ。今回はTRXシリーズを紹介。

TRX3
TRXシリーズの一番安いモデルで、SR SUNTOUR製クロスバイク用サスNEXシリーズを装着した、トレッキング系クロスバイク。TR1と比べると、前傾姿勢寄りになっているが、過度にスポーツ志向にはなっていない。

重量は13.1kg(420mm)で、前3段・後ろ8段のMTB用ギアを採用しているので、山坂道ものんびり走れば足をつかないで行ける。ブレーキは、Vブレーキではなくて、テクトロ社のワイヤー式ディスクブレーキがついている。700 X 35Cというホイール・タイヤ幅を採用している。大体、シティサイクルと同じ幅で、TRX3は多少ゴツゴツしたタイヤがついている。

TRX2

TRX1・2はTRX3とは違うフレームで、TRX1・2にはダボ穴はない。実はTRX1・2は、ホイールを交換して、MTBに変身できる機能がある。前にも、ルイガノはホイールを交換して走りを変えるモデルは、フルサスペンションクロスバイク「DWシリーズ」というモデルでもやっていた。

MTBにも変身できるように、TRX2は26インチ用MTBサスペンション「SR SUNTOUR XCR」を採用している。(XCR-LOと書いてあるので、もしかしたらサスペンションの動きを止めるロックアウトも可能かもしれないが、実際はわからないので会社に聞いたほうがいい)ブレーキもシマノの油圧式ディスクブレーキを採用している。前3段・後ろ9段のMTB用ギアを採用している。ホイールを交換したら山に行けるスペックだと思う。もっとも、標準装備されているホイール・タイヤは、700×35cのスリックなので、このままでは普通のクロスバイクだ。

ちなみに、TRX1・2は26インチ用MTBホイールが装着可能だが、TRX2は26インチより大きい650Bのホイールを装着できない。

TRX 1

TRX1は、TRX2ではできなかった、26インチ規格よりも大きい650Bのホイールの装着が可能になる。TRX1で650Bが装着できるのは、TRX1についているフロントサスペンションが、650Bに対応しているので、隙間が広がっているからなのではないかと、個人的には思っている。

これは写真で見ればわかると思うけどTRX2は、TRX1よりも前輪とサスペンション上部の隙間は少ないのがわかると思う。TRX2のサスペンションは、恐らく26インチMTB用のSR SUNTOURのXCRを採用していて、隙間がないため、650Bのホイールを装着できないからだと思うが、実際はどうなのかはわからない。標準装備されているホイール・タイヤは、700×35cのスリックなので、普通のクロスバイクだ。

定価12万円するだけに、シマノの油圧ディスクブレーキに、前3段・後ろ10段の最新型のMTB用ギアを採用している。自分にとっては、このぐらいのスペックがあればもう十分すぎるというレベル。

TRシリーズの中でも、TRXはグレードが上がるごとに部品がよくなるのではなくて、車体特性が変わってしまうという、ある意味とんでもないモデルになっている。

簡単に書くと、TRX3は普通のサスペンション付きクロスバイクで、クロスバイクとして標準的な性能を持っている。TRX2は、700cクロスバイクと26インチMTBの2つ特性を持つことができて、TRX1は700cクロスバイクと650B MTBと26インチMTBの3つを楽しめてしまう。

これは非常にややこしい。普通に考えたらTRXはシリーズ名なのでTRXの自転車は同じと思い、1・2・3は単純にグレード名を指していて、グレードが上がるほどいい部品が使われていると思ってしまう。仮にTRX1・2とTRX3の違いがわかっても、今度はTRX3にも26インチMTBホイールがつけられるのでは?と思ってしまう。

これならいっそのことTRX3も、26インチMTBホイールを装着可能にするか、TRX3をTRシリーズにして、TR0とかに名前を変えたほうがわかりやすいと思う。

ちなみに個人的には700cクロスバイクと、650B MTBと、26インチMTBを楽しめることができる、TRX1は非常に気になる存在だ。競技志向が強い日本のスポーツ自転車業界で、日陰的な存在のサスペンション付きクロスバイクの存在意義を強くすることができるのか注目している。

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