脱競技思考・公道仕様のススメ

近年のスポーツ自転車では、ロードバイクが良く売れているし、自分もロードバイクを所有している。ただ、自分は公道を走るので、競技用の部品をつけず、ツーリングに役に立つように、補助ブレーキをつけたりして、公道仕様にしている。

高い自転車イコール競技用のイメージが強い日本だが、ヨーロッパではクロスバイクをツーリング用にした、トレッキングバイクやシティバイクでも高いモデルがあるし、トレッキングバイクの専門サイトすらある。

オランダのKogaでは、Koga Signatureというセミオーダーシステムがあり、ロードバイクだけでなく、トレッキングバイクもセミオーダーが可能だ。

Koga Signatureを使って、とりあえず、こんなのを作ってみた。

スペックは以下の通り

Specifications for your Traveller KS-CF 28
• Signature

• Frame Traveller KS-CF 28: Frame colour Mystic Black, Frame size not yet
selected
• Fork Suntour NCX-E RL Lite
• Group set Shimano Deore XT
• Brakes Shimano hydraulic disc
• Tyres Schwalbe Marathon 37mm
• Rims and spokes KM19 Xlite / Sapim
• Saddle Fi’zi:k Rondine Wing Flex
• Seat post KOGA Aluminium 6061
• Handlebar KOGA Multigrip
• Stem KOGA Justera adjustable
• Grips KOGA leather
• Pedals Shimano Combi PD-M324
• Rear carrier Tubus Vega
• Carrier accessories Spring clamp and rubber strap
• Low-rider –
• Rear carrier panniers –
• Low-rider panniers –
• Handlebar bag –
• Saddle bag KOGA Classic
• Dynamo Shimano Sport DH-3D72
• Headlight SON LED Edelux: Color Silver; polished
• Rear light B&M 4D’Toplight
• Kickstand Pletscher Comp
• Ring lock –
• Pump KOGA Alloy Telescoping
• Bottle & bottle holder Elite Lysso & Taki 1x
• Mudguards SKS Chromoplastics
• Chain case/guard KOGA Suomi
• Chain stay protector KOGA neoprene
• Coat guard –
• Bell Widek Decibel II Kompas
• Weight 17 kg
• Price EUR 2693

重量17キロ、日本円にして約28万円のトレッキングバイクが完成した。こういうシステムがあるということは、こういう自転車にお金をかける人がいるのだろう。ただ、トレッキングバイクは重くて輪行できないので、日本では流行らないと思う。

競技重視の自転車もそれはそれでいいと思うけど、道が絶えず変化していて、1つのミスも許されない公道で走る自転車で、だれもが競技重視の自転車を使うのはおかしいと思う。人によっては非常に使いづらいのでは?と個人的には思ってしまう。

例えばオートバイの改造では、同じエンジンチューニングでも、いろんなチューニングがあるらしい。

http://gentukiban2.yakiin.net/ore-yomumae.htmlから一部分を引用

春夏秋冬どんな天気でもエンジンの調子が下から上まで一定で
毎回確実にエンジンが一発で始動しなければならず
止まる&走るを繰り返す町乗り仕様と、

エンジンの調子が気温や天気のちょっとした変化の影響を大きく受け
突き詰めるとコースだけでなくその日の天気でセッティングを全てやり直し
スタート前にじゅうぶんに時間をかけてエンジンを温め、各部の最終確認をし
一度スタートしたらゴールまでの長時間を高回転のみを使ってハイスピードで走り続ける
レース仕様とでは、同じ「エンジンチューン」でも内容が全く違います

エンジンがとてもかかりにくいとか、アイドリングは全くしなくてもいいとか、
数時間の使用でエンジンの分解整備が必要だとか、
エンジンが壊れるのを前提とするようなデメリットがあっても
限界以上のパワーを出しスピードのみを追求したのがレース仕様です

エンジンの限界以上にパワーを無理やり出させるのだからエンジンのダメージは当然大きく
レース用のエンジンはパーツどころかエンジンそのものが消耗品の使い捨てのようなものです

なのでレース用のエンジン改造キットなんかを町乗り目的で使ったり
レース仕様をマネしていろいろいじくりまわすと、ろくにエンジンがかからなくなって泣くか
あっという間にエンジンが壊れて大きな修理代か、廃車にするハメになります

レースをやる人でもない限り、レース仕様の専門的なことを覚える必要はありません
「町乗り仕様」と「レース仕様」の違いはだいたいそんなものだと
なんとなく理解するだけで充分です

オートバイだって、街乗り用チューンとレース用チューンがあるのなら、自転車でも街乗り用・公道用のカスタムに目をむけたほうがいいと思う。そちら方面で普及したら莫大な利益が出ると思うし、継続的に自転車に乗るユーザーが増えるのではないかと個人的には思うのだ。

ライダーコミック 89年7月号から引用。この時代のライダーコミックは暴走族雑誌だったが、こんな非常に真面目なマンガがついている。オートバイの世界では、自分が生まれた時代から、このようなことを提唱していたのがあった。一方で、今の自転車雑誌はこれらのことを提唱している所はない。もしかしたら今の雑誌は暴走族雑誌よりもレベルが低いのかもしれない。

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