中国反日デモの気になる話

何事も世の中の側面を見るのなら、テレビやネットのニュースや匿名掲示板を見るのではなく、ブログを見ればいい。それも、みんなと同じことを書いているブログではなく、筋道を立てて冷静に書いているブログを読む。うまくすれば重要な情報が手に入る。もっともこういう情報はあまり出ない。世の中はセンセーショナルな情報のほうが受けが良く、冷や水をぶっかける情報は嫌がるのだろう。世の中こんなもんだ。

もちろん、どんな情報も優れた物もあれば、嘘にまみれた情報もある。そんなときは自分は2つの行動をとっている。

・その人が書いたブログを隅から隅まで見る

その人が書いたブログを見れば、その人の考えがわかる。個人的な考えとしては情報等をあらゆる物を蓄積しないと、発言に信頼を得ることができないと考えている。今後、あらゆる物を蓄積できない人は、発言自体の価値が無くなると自分は考えている。インターネットと時間をうまく使いこなそう。

・今まで生きた中で身に着けた知識を全部使う

知識は、蓄積するものではなく使うためにある。政治、宗教、国語、思考回路、法則等など全部を使い、その情報に信憑性があるか確かめる。

今回、中国の反日について、気になることを書いてあるブログを発見したので引用したい。

1つ目は北京美好新生活!!という北京在住の中国人のブログ。中国語ではなくて日本語で書いてあるので、翻訳しなくても、1人の中国人の意見を聞くことができる。今回引用するのは、中国での反日デモではなく、少し前に起こった日本大使館の車の旗を盗んだ事件だが、非常に気になる内容があったので、全文引用します。

日本大使襲撃事件、中国側の見解から全文引用

まず、こんな事件で喜ぶ中国人がいない、それが「愛国行為」だと思う人もいない。確かにウィーン外交関係条約のことを詳しく知っている中国人が一握り外交官ですが、中国に「両国交兵、不斬来使」という諺なら誰でも知っている古来の公理である。中国政府にとって、今の時期こんなことをやって何の利益も得られない、ただ面倒になるだけです。高級車を所有するの中国民衆なら、自分の将来を捨てる覚悟でこんな悪質な悪戯を実行する人がいないでしょう。なら、一体誰がこんなことをやったか?インターネットを見ると、中国側の見解が三種類に絞る:

1、中国国内の過激派、つまり単純な馬鹿だ。こんな人であれば、捕まって厳しく懲罰すればよい。インターネットで犯行を支持する人もいるが、細かく見ると、今まで中国国内に変なう噂を流して、中国政府を攻撃する連中ばかりだ、奴らの望みがより混乱な中国社会なのだ。
2、日本側の右翼。中国人なら、今でも石原莞爾の柳条湖事件田中隆吉の上海日本人僧侶襲撃事件を忘れない、今回の事件が日本側の「自作自演」だと疑う中国人もたくさんいる。
3、第三者の海外敵対勢力。日本を中国と喧嘩させたい人たち。可能性がいろいろ、法輪功残党、分裂主義者三種類、中国民主派(自称)など、まあ、アメリカの操り人形たち。あるいは中国を日本と喧嘩させたい人たち。韓国の過激派、北朝鮮の可能性がないと言えない、伊藤博文暗殺事件の前例もある。

中国側から見れば、今犯行者の身柄をを確保して事件の真相を究明するのが至急の任務だ。

中国では日本の右翼の自作自演と考えている人もいるようだ。最初は自分は?と思ったが、歴史を調べれば、その考えになる理由がわかった。

もう1つは、はと@杭州便りというブログ。こちらは中国企業に就職した日本人が中国で生活している人が書いているブログで、今回の反日デモについて書いてある。

猛暑のイベントもウソだらけ?から一部引用

日本のニュースでは「中国各都市で大規模な反日デモがありました」と言っていたが、杭州市の人口は確か約700万人。
たった3000人のデモなんか、中国じゃデモのうちに入らないと思う。
香港で7月にあった、学校教育に中国の愛国教育を導入することに反対するデモは、40万人を超える参加者だった。
というか、これに「デモ」という呼称をつけていいのだろうか?
所謂「官製デモ」であることは、中国人自身が一番良くわかっているのではないか?

(中略)

中国からは「河蟹」(アク禁)されていて見られないサイトに、こんな記事があったので一部掲載します。
これ掲載したら私のブログも「河蟹」されるかも…?

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先週末、中国の多くの都市で起こった反日デモ。しかし、その威勢の良い反面、裏に隠されたカラクリや、冷静な目でデモを見つめる中国人の様子がネット上の書き込みにより伝わってくる。

反日デモに参加しないと罰金?

 潮流毒物@yep365が転載した「肖申克的舅舅」の書き込みによれば、広東省深セン市の国営企業に勤めるその義理の兄は、反日デモへの参加を通達された。参加しない人は金を納付しなければならない。その義理の兄は結局金を払うことにしたという。

 それについて、米国在住の中国経済学者、ジャーナリストの何清連氏はブログでコメントした。「なるほど、愛国しない人には罰金か。深センという地の人は誠に商売頭がいい。中国在外公館は中国留学生に金を払ってまで、来訪する祖国の指導者を『自発的に』歓迎させている。しかし、新セン市は、反日デモに参加しなければ金を払えというのだ。そうなると、参加しない人が多ければ多いほど、罰金が増えて予想外の収入になるのだ」

 さらにこのような書き込みもあった。網易のミニブログ(微博)では、「三起三落黙多克」というユーザが深セン市の反日デモの現場写真を貼り付けた。写っていた多くの参加者は同じTシャツを着用しており、そのうちの中年男性は同反日デモの招集者の1人だという。「この人は市の羅湖地区の某公安局副局長だそうだ。デモの裏にどのような組織が動いているのか調べてみよう」と他のユーザーに呼びかけた。

領土問題への両極化した態度

 中国のネット上のコメントから、今回の尖閣諸島の主権問題について両極化の態度が確認できる。「主権は人権問題より重要」というグループは、「たとえ、わが政府に様々な問題があるにしても、国家領土の保衛に参加すべき」と認識する。一方、反対派は、「人権問題は何より重要であり、人権を踏みにじる中国当局は領土問題で国民感情を操っている」と批判した。

 作家王朔さんはネットの書き込みで、「街角の盗人に喝を入れる勇気すらない人たちが、小日本を滅すと叫んでいる。生きている身辺の同胞の苦しみに無関心の人たちが、亡くなった同胞を忘れるなと言っている。日本ではファシズム、ドイツではナチスと呼ばれている者を、中国では『愛国者』と名づけられている」とデモ参加者を一蹴した。

 ブロガー在水一方は、「中国人はとても面白い。生きているときに自分の土地、自分の家屋、自分の財産、自分の自由、自分の仕事、自分の子供すら守れない。万が一亡くなっても、自分の遺体すら守れず誰かに売られてしまう。しかし、国の領土を守るとなると、瞬時に激昂して血が熱くなる」と冷やかした。

 「愛国デモ」は「国家ゲーム」

 「中国の反日活動は、若者が参加できる唯一の『外交活動』と言っても過言ではない」。前出の何氏はブログでこう綴った。その理由の1つに、政府の取り締まりがもっとも緩く、最も安全であること。そして、「憤青」(愛国青年)たちは一旦、愛国主義の旗を掲げると、発言権を手に入れることができる。「大敵を前に、政府にどれだけの問題があっても、私たちの政府であるに違いない。私たちは支持しなければならない」と憤青らは口にする。

 さらに、3つ目の理由は、「1989年に武力弾圧された学生民主運動『T事件』以来、反日反米デモ以外、中国では許されたデモがない。せっかく政府が黙認した愛国デモだから、みんなも街頭で狂喜したり、暴れまわったりと貴重な体験を味わいたい。だから、中国政府が裏で糸を引く反日反米の愛国主義デモは、愛国青年を次々に育成し、参加者が足りないという心配はまずない」と何氏は分析する。

 このような「愛国デモ」を何氏は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)愛国をテーマとした国家ゲーム」と切り捨てた。秋の党大会を前に薄・谷事件に悩まされる指導部が注意をそらすために念入りにプロデュースしたものと指摘。「当局が反日デモを望んでいなければ、反日デモなんて、絶対にありえない」と何氏は断言した。 

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10年から一部引用

先週までで中国各地で起こった反日デモの参加者は、相変わらず数百人から数千人。
中国版AKBのオーディションには3万何千人かの中国人女性の応募があったそうで、正直その10分の1もデモに参加していないという、愛国者が聞いたら憤死しそうな規模だと思う。
正直小学校の教科書に始まって、これだけ反日を煽る教育だの宣伝だの記事だのに溢れて生活している中国人たちのうち、たったの数千人しか反日デモの参加者がいないこと自体驚異的だと思う。
上海で日本人が襲われたと聞くと、ちょっと恐い気がしないでもないのだが、上海に住んだり滞在したりしている日本人の数は10万人とも言われる中、被害者がわずか数人というのも考慮に入れて、冷静にならなければいけないと思う。

もちろんデモ隊の通りそうな地区には近寄らないようにするなど、最低限の注意はするつもりだけど、必要以上に気にして疑心暗鬼になりたくない。

中国では一部のメディアが「島を国有化すれば開戦も辞さない」的な報道を繰り返したため、国有化が決定的になった今、「すわ!?開戦か!?」という書き込みがネットに溢れている。日本とはだいぶ温度差がある感じがする。

紹興の田舎の親戚のおばちゃんまで、人づてにそんな話を聞いたのか、うちに電話してきて「戦争になったら都会はあぶないから、紹興へ逃げてきなさい」と言う。
相方が去年から度々出張してお世話になっている寧夏の電力関係のおじさんも、
「戦争になったら沿海部は危ない。寧夏へ家族で避難してきたら世話するから」と言ってくれる。
二姐は「男ならともかく女子供に危害を加えるようなことがあれば、人道にも劣る。そんな人は中国でも許されないよ」と言う。皆様の熱い気持ちは有難いけど、どう返事したらいいのかわからなくて困る。

中国人も「開戦!」と息巻く人がいる一方で、戦争なんか起こるはずがないと信じてこれをネタにして笑っている人もいる。今日同僚がこんな書きこみを紹介してくれた。

訳:もうすぐ開戦だ!日本語を勉強して万一の場合に備えよう!

昔、靖国の件で反日運動が起こったときも同じだったけど、大多数の人は戦争なんか望んでいないし、親日な人も多い。でも今ここでその声をあげたら容赦なく叩かれるから、口に出せないだけなのだ。「人の噂も…」ではないけど、ただ黙ってこの時期が過ぎるのを待つしかないと思う。

でもこの国はこれからも反日教育と反日報道を繰り返し、愛国主義を煽るだろう。それは変えようのない事実で、これからますますひどくなり、日中関係は冷え込むだろう。
その点に関しては私はこの10年で楽観よりも絶望の方が大きくなった。

まとまりのない文章ですみません

あれだけ反日教育をして、たった数千人程度のデモは正直言って妙だ。ちなみに、この文を読んだなら

秋の党大会を前に薄・谷事件に悩まされる指導部が注意をそらすために念入りにプロデュースしたものと指摘。

には、絶対注目しないといけない。薄・谷事件は調べてみても、自分なりに確証を得た情報がないのでわからない。とにかく、この中国の反日デモの裏側は何かありそうだ。

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