殆どのロードバイクやクロスバイクはギア比が重いという問題

世の中で売られている殆どのロードバイク・クロスバイクのギア比は普通の人が使うには重いギア比がほとんどだ。例えば一般的なロードバイクに採用されているコンパクトクランクの重いギア(50T)は、競技をしない人が使う場面はブレーキをかける場面が殆ど無いような道を高速で走るような場所だろう。このような場所では約に立つと思うが、実際にはシチュエーションはあまり無い。逆に発進やアップダウンがある場面ではギア比が重すぎてしんどい場面が多いこともある。

世の中にある一般的なロードバイクの殆どは競技用のギア比を採用しているが。ロードバイクに乗る多くのユーザーは競技を行わなく、強力なパワーもあるわけではなく、走る道は発進加速を頻繁に行わないといけなく、アップダウンも多い。荷物も積む可能性があるなど不確定要素が多い。このような状況で競技用のギアをそのまま使うのは良いとは思えない。

自分は、前2枚のクランクは競技用で自分の使い方には合わないと思い、メインマシンは今まで前2枚の自転車は所有したことがない。某Y氏はProgressive RRX-110の時は、クランクは前2枚だったが、軽いギアが無かったため四角軸BBをニコイチ化して組み合わせてまで前3枚化を行っている。個人的な感覚としては自転車ツーリングを行う人の多くは、いかにしてギア比を下げて扱いやすくしようと考えている人が多いように見える。

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前ギアが3枚でも、それだけでは飽き足らずギアの組み換えを行う例もある。自分が所有しているEscape RX4は標準装備されていたギア比は48-38-28T。この状態だと38Tでアップダウンがある場面では28Tに落とさないといけないためギアの組み換えを行い、写真のように48-32-22Tに変更した時がある。因みにこの状態では1段ずつ変速する通常の変速機ではうまく変速できないため、アナログなフリクションタイプのシフトレバーを入れている。

Escape RX3は50-39-26Tを採用し、一番軽いギアはエマージェンシー用としている。また、嘗てブリヂストン・ユーラシアスポルティーフに乗っていた某S氏も、ロードバイクのトリプルクランクを装着し(52-46-26Tだったと思う)一番軽いギアは普通では見ないような軽いギアを採用していた。

クロスバイクにロードバイクのギアを入れている問題とは

一部のクロスバイクにはロードバイクのような重いギアを入れているモデルもある。例えばGIANT Escape RXではRX1はロードバイクのコンパクトクランク(50-34T)を入れている。

個人的にはクロスバイクにロードバイクのクランクを入れたモデルは感心しない。ロードバイクはタイヤが細くて荷物が積めなく、泥除けが装着できず、空気抵抗を削減する前傾姿勢を取り、様々な物を犠牲にしスピードを出すための自転車だ。一方クロスバイクはロードバイクようにスピードを追求するために犠牲にした部分が少なく、ロードバイクと比較するとロードバイクよりもスピードが出るわけではない。それなのにロードバイクのギアだけを入れるのは変だと自分は思っている。

 

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