MTBルック車「FINESS」は本物のマウンテンバイクと比べてどこが劣っているのかまとめてみた

自転車の世界では、一般的なスポーツ自転車よりも性能が低く、見かけだけの自転車のことを「ルック車」と呼ぶことが多い。基本的にルック車の多くはマウンテンバイクタイプが多かったが、今ではロードバイクブームのお陰でロードバイクルック車も多くある。

マウンテンバイクルック車は、かつてはバネだけのサスペンションを装備したフルサスペンションタイプのマウンテンバイクルック車が多かったが、最近のルック車は、本物のマウンテンバイクのようなディスクブレーキを装備し、フルサスペンションルック車のようなオートバイ風デザインよりも自転車らしさがあるモデルが登場している。

見た目では本物に近いデザインのルック車が多いが実際の性能はどうなのか。

今回、とあるブログでFINESSのマウンテンバイクルック車を直すエントリを見つけた。

2年間乗ったFINISS MTBをいじってみた マウンテンバイク 26インチ 機械式ディスクブレーキシマノ21段変速MT..

オーナーは二年間ノーメンテで乗ったため様々な所が直したようだ。

通販で購入後2年間無整備で乗ってボロボロだった自転車のオーバーホールが完了しました。 ワイヤーはす..

ディスクブレーキはパッドが消耗しているためかブレーキは聞かない。ブレーキレバーもブラケットが樹脂製で握ると変形するとのこと。フロントフォークのインナーやボトムブラケットはガタガタで破損してきるようだ。

組み立てもいい加減すぎる。ハブナットは緩んでいて、フロントディレイラーの取り付け位置がおかしい。ホイールのスポークは1本おきにスポークテンションがゆるいというとんでも無い物となっている。

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見た目だけは本物に見えるがまるっきり別物

FINESSのマウンテンバイクルック車は、見た目だけは本物に見えるが、中身が伴っていない。太めのクランクは一見アルミに見えるが鉄製。本格的なマウンテンバイクに採用されているように見える、31.8mmのハンドルすら鉄製。

フレームもアルミフレームのような立体的な造形だがスチール製。最近流行の上下異径ヘッドパーツを採用しているように見えるデザインとなっている。

このマウンテンバイクルック車は、見てくれだけで中身がないてんぷらのような自転車だ。ディスクブレーキやサスペンション、様々な部品が全て性能よりも売れるための見た目のための部品となっている。

そのため性能は二の次で、エントリーモデルのマウンテンバイクではあり得ないくらいのトラブルがある。

仮にトラブルが無くても重量が重すぎる問題がまっている。フレーム単体で4.26kg、クランク左右で1.4kgとあり得ないくらいの重さだ。因みにクランクの重量1.4kgというのは、GIANTのクロスバイク、ESCAPE R3のフレームよりも重い。様々な部品が重いためか、フロントフォークをアルミリジットフォークに交換した上体でも車体重量は16kgと重い。

FINESSのディスクブレーキ付きマウンテンバイクルック車を買う理由は見つけることはできない。本格的にやるのならエントリーモデルのマウンテンバイクを買ったほうがいい。

同じ価格帯なら舗装路を走るのなら車体が軽いクロスバイクが良い。マウンテンバイクルック車でも、普通のブレーキが付いたマウンテンバイクルック車のほうが、後々のメンテナンスで問題になりにくい。自分なら他の自転車を選ぶだろう。

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