不思議な感覚で乗れるキックボード形自転車 LOUIS GARNEAU SK8

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ルイガノブランドの自転車は、お洒落なスポーツ自転車だけでなく、実験的な自転車をラインナップしている。LGS-SKシリーズもその一つで、キックボード風の小径自転車という変わったモデルとして知られている。

登場初期はシマノ・サイバーネクサスという自動変速機が装備されていたモデルがあったが、その後は内装変速機仕様のみ売られている。また子供用モデルもラインナップされている。

アルミ素材を採用したキックボード風の独特のフレーム形状は、非常にまたぎやすい。フレームにはステップも装備されている。

ブレーキは、前後ともテクトロ製Vブレーキを採用している。ブレーキの効きに不満はない。

ギアはシマノネクサス内装8段。漕がなくても変速できる内装変速はSKシリーズにはぴったりだ。内装8段変速は通常の3段変速仕様よりも軽いギアがあるため、長い距離もそれなりに走れるだろう。タイヤは、20×1.95と太いタイヤを採用している。

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あらゆる意味で不思議な感覚なLOUIS GARNEAU SK8

フレームの形からして、ママチャリのようにスピードが出ないような雰囲気を持つSK8だが、フレームがガッチリしていて、乗った感じはスピードが出ないママチャリではなく、スポーツ自転車の感覚で乗っていた。

独特の超低床フレームはステップのお陰で、キックボードのように足で蹴って走ることができる。またサドルを低くして乗り、惰性走行の時はステップ部に足を置くこともできるが特に利点はない。限界まで跨ぎやすくした低床フレームのため、普通の自転車では思い浮かばない最低地上高が気になってしまう。フレームと地面が近すぎるのでオフロード走行は無理だと思う。

チェーンステー長は295ミリと非常に短い。そのためペダルの踏む位置に依ってはチェーンステーをぶつけることもある。

非常に短いチェーンステーでアップライトな乗車姿勢だと体重が後輪に極端にかかる問題が起きそうだが、SK8にはこのような感じはなかった。恐らく異様に立ったシートアングルで、アップライトな乗車姿勢でも後輪に荷重がかかりにくいようにしているのではないかと思う。SK8のシートアングルは通常の自転車では採用されていない77度という角度を採用している。これはトライアスロンの自転車に採用されているレベルのシートアングルだ。

異様に立ったシートアングルのためか、ペダルを漕ぐ時は踏み込むよりも回転でくるくる回すのが向いているように感じた。そのため上半身はママチャリ気分なのに、下半身はロードバイク気分でクルクルとペダルを回すこととなる。

安定性は基本的に高いが、前輪がチョコマカ動きたそうにしているがフロントフォークが抑えているような雰囲気を持っている。マウンテンバイク並に太いタイヤを採用しているため、段差なども比較的強いと思う。

LOUIS GARNEAU SK8は使い方が非常に限定されている街乗り自転車だ。ママチャリと比べたら長距離は走れるが、スポーツタイプの自転車と比較すると車体重量は14kgとやや重く、タイヤはマウンテンバイクに近いぐらい太めで、フレームの形状からして長距離走行する雰囲気がない。SK8を買うのなら汎用性は考えないほうがいいだろう。

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