YPJ-Rのフラットハンドルモデル ヤマハ・YPJ-CとYPJ-Rを比較してみる

ヨーロッパ圏を中心に電動アシストスポーツ自転車が多くラインナップされているが、日本では、電動アシスト自転車は街乗り用の買い物自転車のモデルがほとんどだった。

パナソニック・ハリヤ等のスポーツタイプも存在しているが、従来型の電動アシストスポーツ自転車は国内の電動アシストユニットではアシストON・OFFの違いが大きく、アシストOFF時に走りが重くなる欠点があった。

そんな日本の電動アシスト自転車市場で、ヤマハはヨーロッパ市場の電動アシストユニットを搭載した本格的電動アシストスポーツ自転車「YPJ-R」を登場させた。試乗した限りでは電動アシストロードバイクというコンセプト以外は、アシストのオンとオフが非常にわかりにくいのに、確実に力を出す滑らかなアシストは感動し、電動アシスト自転車の新たな時代を感じさせた。

(電動アシスト自転車インプレッション)ヤマハ YPJ-Rに乗ってみた(シクロアシスト)

アシストセッティングが素晴らしい一方で、公道用自転車なのに競技仕様を元にした汎用性が低い車体設計は、電動アシスト自転車の意味のよさをスポイルしていると感じた。

ユーザーインプレッションを見ても、補助ブレーキレバーや泥除けの装着に難儀していて、スタンドの純正オプションが無いという、街乗り用自転車としては欠点が多い。

ヤマハ・YPJ-Rのユーザーインプレッションをまとめてみた(シクロアシスト)

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そんなYPJ-Rは、2017年モデルではYPJ-Rのフラットハンドルモデルである、YPJ-Cが登場した。

フレームは、700×28Cタイヤを装着するためか、YPJ-Rよりも隙間が多少ながら大きくなった。しかし、ロードバイク用のキャリパーブレーキを装備しているため、シティサイクルに近い32ミリ幅のタイヤは装着できそうになさそうだ。

ハンドル~サドル長(トップチューブ長)はYPJ-Rよりも長く、フラットハンドル車用に最適化されている。しかしハンドル高さを決めるヘッドチューブ長はYPJ-Rとあまり変わらないためやや前傾姿勢で乗る自転車となっている。

フロントフォークは泥除けが装着できる穴がある一方、フレーム側には、荷台や泥除けが装着可能な台座が無いように見え、ちぐはぐさが出ている。因みにYPJ-Rでは泥除け、荷台の装着可能な台座は無い。

ギア比はYPJ-Rは前クランクは50-34T、後ろスプロケットはロードバイク用の11速で、全体的に重めのギア比なのに対し、YPJ-Cは前クランクは46-34T、後ろスプロケットは11-30Tのマウンテンバイク並に軽いギアがある9速を採用している。アシスト可能な距離はYPJ-RとYPJ-Cは同じだが、YPJ-Cは軽いギアがあるため、軽いギアで走行してアシストを少なくした燃費走行ができるだろう。

ハンドルはYPJ-Cはフラットハンドルを採用している。街乗りではフラットハンドルのほうが乗りやすいが、スイッチ類はドロップハンドルモデルのYPJ-Rと変わらない。

アシストユニットは恐らくヤマハ・PWシリーズと思われる。2017年モデルから海外では、ヤマハ・PWシリーズはPW-Xと名前を変えて進化している。PWよりも小型、軽量化を行い、高出力、クイックレスポンス化を行い、EXPWモードというパワーモードよりも1ランク上のパワーモードが登場しているが、日本にはまだやってこないようだ。

YPJ-CはYPJ-Rを元にしているため、街乗り自転車として見ても各部の爪が甘い所は残っているが、28ミリタイヤを装着しているためYPJ-Rよりも街乗りに向いている。個人的には公道を走るのなら、YPJ-Rよりも太いタイヤを装着し、軽いギア比を採用しているYPJ-Cを選ぶだろう。

YPJ-C – YPJ,YAMAHA | ヤマハ発動機株式会社

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