ブリヂストンの折り畳み自転車 CYLVA F6F/F8Fを解説 欧米系折り畳み自転車との違いも紹介

ブリヂストンサイクルの折り畳み自転車は、大径車輪を採用したトランジットスポーツG26、18インチの小径車輪を装備し街乗り用に特化したマークローザF、20インチの小径車輪を採用しアルミフレームでスポーティさを売りにしたCYLVA F6F/F8Fがある。その中でも、CYLVA F6F/F8Fは低価格で購入でき、スポーティな折り畳み自転車として知られている。今回はCYLVA F6F/F8Fのグレードの違い、欧米系の折り畳み自転車との違いを解説する。

ブリヂストン・CYLVA F6F/F8Fと、欧米系折り畳み自転車との違い

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折りたたみ自転車といえば、Brompton・BD-1・Dahon・Tern等の欧米系ブランドのモデルが殆どで、日本ブランドの折りたたみ自転車はあまり一般的ではない状況となっていて、安価なエントリーモデルの折りたたみ自転車でもDahonタイプが一般的となっている。

そんな折りたたみ自転車の世界で、珍しくDahonのライバルになりそうなのがCYLVA F6F/F8Fだ。

今回新宿バイシクルフェスタでCYLVA F8Fを見たり試乗してきたが、Dahon等の欧米系折りたたみ自転車とは大きく違う部分がある。それは車体がコンパクトで身長が低い人でも乗りやすいのが特徴ということだ。

通常の欧米系折りたたみ自転車は、サドル~ハンドル間が長いモデルが多い。そのため身長が低い人は前傾姿勢になりやすく、乗りにくいモデルが多い。一方でCYLVA F6F/F8Fは、サドル~ハンドル間が欧米系折りたたみ自転車よりも短く、身長が低い人でも乗りやすいようになっている。また、通常の折りたたみ自転車ではステムの長さが0ミリなモデルが多いが、CYLVA F6F/F8Fは通常のスポーツ自転車のようにアヘッドステムが装備されていて、ステム交換を行うことで調節が可能のように見える。

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Dahonのほうが跨ぎやすく、シートポストを一番下にすると折りたたみ時に自立を行い、低重心でコンパクトに折りたためるフレーム設計と比べると、CYLVAは少し見劣りするが、安価で身長が低い人でも乗りやすく、スポーティな折りたたみ自転車が欲しい人にはピッタリだろう。

因みに、CYLVA F6F/F8Fの適応身長は、148~179cmとなっており、身長が高い人にはCYLVA F6F/F8Fを買うのなら、DAHON等の欧米系20インチ折りたたみ自転車を買うのを薦める。身長が高いとサドル~ハンドル間が短すぎて窮屈で、無理やりサドルを上げてもハンドル高調節機構が無いため、前傾姿勢になり乗りにくくなるためだ。身長180cm以上の人は不可、身長175cm以上の人は要確認だろう。

ブリヂストン・CYLVA F6F/F8Fのグレードの違い

CYLVA F6F/F8Fの違いは、主にスプロケットとタイヤの太さ、フロントフォークの材質が違う。低価格モデルのCYLVA F6Fが価格重視の外装6段変速とスチールフォークを採用し、タイヤも1.5インチ幅とやや太めで安定性重視の構成なのに対して、グレードが高いF8Fはスポーティな走りを売りにしており、外装8段変速に軽量なアルミフォークを採用している。タイヤはF6Fよりも細い1.25インチ幅を採用している。CYLVA F6F/F8F共通で、フロントバッテリーライト・ワイヤー錠・センタースタンド・3年間盗難補償を装備している。

ブリヂストン・CYLVA F6F:¥44,800


・折りたたみサイズ:83.5cm×44cm×72.5cm
・本体重量:約12.4kg
・変速機:外装6段変速(前52T・後ろ14-28T)
・タイヤサイズ:20×1.5インチ

CYLVA F6Fは4万円台で購入できるお買い得な折り畳み自転車だ。4万円台の折り畳み自転車では珍しく、車輪の着脱が容易に行うことができるクイックリリース方式を採用している。折り畳みサイズは大きいが4万円台の折り畳み自転車の中ではお買い得な1台となっている。

ブリヂストン・CYLVA F8F:¥59,800

・折りたたみサイズ:83cm×42.5cm×72cm
・本体重量:約11.6kg
・変速機:外装6段変速(前52T・後ろ11-30T)
・タイヤサイズ:20×1.35インチ

CYLVA F6Fの上級モデルがCYLVA F8F。外装8段変速に軽量なアルミフォーク、制動力に定評があるシマノ・T4000 Vブレーキを採用し、F6Fと比較してお金をかけた折り畳み自転車となっている。タイヤサイズは20×1.35と細めのタイヤを採用しており、安定性よりもスポーティな走行感を重視した折り畳み自転車となっている。

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