MTBルック車の基礎チューンアップ

ホームセンターなどで3万円以下で売られているようなMTBルック車は、エントリー用スポーツ自転車と比べると、フレームは重く未舗装路走行を想定していない、サスペンションは街乗りレベルで本格的に使えない、ホイールの耐久性に不安がある、本格的なスポーツ自転車に採用されている部品が使用できない可能性があるなど、素材として良くない。MTBルック車の場合、本格的なチューンアップは行わず、部品がヘタった場合は基礎的なチューンアップにとどめておいたほうが費用対効果は高い。今回はMTBルック車で効果がある基礎的なチューンアップをまとめてみた。

タイヤ

MTBルック車に多く採用されている26インチ(MTB用)規格のタイヤは、太いオフロード用だけでなく、細いスリックタイヤが売られている。多くのMTBルック車はマウンテンバイクのデザインを意識してか、未舗装路走行不可なのに2.0インチ等の太いタイヤを装備している。路面と接地する面積が大きい太いタイヤを、接地する面積が少ないタイヤにすると抵抗が少なくなるので軽快になる。砂利道を走らないMTBルック車なら細いタイヤにしたほうがいいだろう。色々なスリックタイヤが売られているが、個人的にお薦めなのは1.5インチ。2.0インチ等の太いタイヤと比べるとかなり細いので走りの変化がわかるが、ママチャリよりは太いので街乗りでの安心感は高い。因みに細いタイヤに交換する場合はチューブのサイズが合わない場合もあるのでチューブの交換も必要だ。

数値でわかる、舗装路でのスリックタイヤとブロックタイヤの違い – シクロライダー

サドル

安価なMTBルック車はサドルも小さくクッションが少ない物が多い。エントリースポーツ自転車など本格的に自転車趣味を行うのではなく、街乗りで楽に座りたいのなら、厚めで柔らかめなスポーツ自転車用サドルが良いと思う。厚めで柔らかめなサドルは、柔らかいだけのような感じに捉える人もいるかもしれないが、スポーツ自転車用は柔らかくてもコシがあるのでできの悪いママチャリ用サドルとは違う。

サドルの価格が高いのならサドルにかぶせるクッション入サドルカバーもある。こちらのほうが価格が安くサドルの交換をしなくてもいい。サドルの交換やカバーの装着がしたくない人はクッション入サイクルパンツにするのもいいだろう。

グリップ

手で握るグリップ部は体に触れる部品の一つ。安物だとゴムが固くて長時間握ると疲れる物もある。グリップが微妙だと思う人は交換するのも1つだ。グリップは様々なのがあるが街乗り用なら手のひらに当たる部分が平らになっていて、手のひらの圧力が分散されるエルゴノミックデザインの物がある。グリップを交換したくない場合はパッドが入っているサイクルグローブを使用するのも1つだ。

ブレーキ(Vブレーキ)

MTBルック車でも物によっては自動車やオートバイのようなディスクブレーキを採用している物もあるが、多くのMTBルック車はVブレーキを採用しているのが殆ど。ブレーキシューがすり減った場合、シマノ製のVブレーキシューに交換したり、ブレーキ本体をシマノ製にすると制動力が上がると思う。さらにブレーキを良くしたいのであればワイヤー類をシマノ製にするのがいい。安価なMTBルック車に採用されているワイヤー類は摩擦が大きいのかブレーキを引いた時の感触が摩擦感があるのがわかる一方、シマノ製のワイヤー類に変更すると摩擦が少ない感触になり、実際にブレーキをかけた時でもブレーキがかかりやすくなる。

安価に購入できるシマノ製Vブレーキシューの違い – シクロライダー

安価なVブレーキシュー・Vブレーキ本体で補修やチューンアップする – シクロライダー

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