貴重な大径車輪の本格的折り畳み自転車 Tern eclipse X22/P20

Dahonの折り畳み自転車の特徴と言えば、フレーム横折れ機構・折りたたみ時にシートポストを下まで下げると地面に設置する・ハンドルポストが折り畳みできて、折り畳み時に小さくなるのが特徴となっている。この特徴は多くの折り畳み自転車が真似をしている。

そんなDahonの折り畳み自転車の中で、Dahonの特徴を受け継いでいない例外がある。その中の1つに26インチ等の大径車輪の折り畳み自転車の殆どはこのような機構を受け継いでいない。Dahon Contento殆どのDahonの大径車輪の折り畳み自転車はフレームだけが折れるような設計になっているため、折り畳み自転車としては折り畳みサイズが大きくなる。

フレームだけ折りたたむ大径車輪の折り畳み自転車が殆どの中、2016年モデルで登場したTern Eclipse X22/P20は、車輪サイズが26インチながら、折りたたみ時にシートポストを下まで下げると地面に設置する・ハンドルポストが折り畳みできる機構が装備されている。Tern・24インチモデルの車輪を大きくしたような物なのだと思っていいと思う。スペックでは折り畳みサイズは89 X 81 X 42cmとのことらしい。但し橋輪 : 2016 tern NEW MODEL 速報 2 !【橋輪Blog】 – livedoor Blog(ブログ)では、プリントミスの可能性があるので後日確認すると書いてあるため注意が必要。また、ネット通販ではEclipse X22の安価版のEclipse P20の折り畳みサイズは90 X 81 X 38cmとなっている。参考にDahon Contentでは MサイズでW96×H92×D41cm。車輪を外す必要があるMontague FITはH72cm×W92cm×D39cm(ペダルを含む)となっている。

大径車輪なのにコンパクトに折り畳むことができるTern eclipse X22/P20だが、犠牲になったのは勿論部品の汎用性。ステムが折り畳み機構になったため、SYNTACE VROステムという多少の調節ができるステムが装備されているがステム交換でのサイズ調整はできない。またサイズも1サイズしかないが、そういう自転車が欲しいのならDahon ContentやMontagueを買うべきだろう。ボトムブラケットはBB386という圧入式規格を採用しているので注意が必要だ。

Dahonタイプの26インチ折り畳み自転車のTern eclipse X22/P20は貴重な存在で、Ternの24インチ折り畳み自転車と並んでライバル不在の折り畳み自転車となっている。現時点では20・30万円クラスの高級車だが、安価なモデルやNodeの26インチモデルのような車種がでるのだろうか。

Tern Eclipse X22

フレーム:ハイドロフォーミング7005アルミ
フロントフォーク:エアロ形状アルミ
ブレーキ:油圧ディスク
クランク:FSA GOSSAMER PRO BB386 50/34T
スプロケット:不明 11速
タイヤ:SCHWALBE KOJAK 26X1.35
その他:ペダルはMKS UB-LITE EZY(着脱式)、ステムはSYNTACE VRO 47mmでポジション調整可能

Tern Eclipse P20

フレーム:ハイドロフォーミング7005アルミ
フロントフォーク:エアロ形状アルミ
ブレーキ:油圧ディスク
クランク:FSA VERO BB386 50/34T
スプロケット:SHIMANO DEORE 10SPD 11-32T
タイヤ:SCHWALBE KOJAK 26X1.35
その他:ステムはSYNTACE VRO 47mmでポジション調整可能

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