長距離ツーリングにおける両踏みタイプのフラットペダルの利点

自転車の世界では速く走るユーザーだけでなく、普通のサイクリングをするユーザーにも、ビンディングペダルを薦めているが、個人的な経験では、ビンディングペダルが無くても、長距離走行は可能だ。東京~直江津~糸魚川等の長距離走行ではフラットペダルで行っていたが全く不満はなかった。
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街乗り用と思われているフラットペダルだが、長距離走行では両踏み式フラットペダルにしかない利点がある。

瞬時に発進・停止することができる

ビンディングペダルやクリップタイプの場合、発進するときペダルを「入れる」動作が無いといけないので、発進時にどうしてもまごつく一方、フラットペダルは瞬時に発進することができる。また、停止するときも、ビンディングやクリップタイプの場合は「外す」動作が必要になるが、フラットペダルはすぐに停止できる。発進や停止で、意識的にいちいちペダルに動作を加えることは、基本的に信号が絶対ある公道はフラストレーションが発生する。因みに自分がクリップタイプのペダルを辞めたのも、信号時の発進停止のフラストレーションが理由だ。

走行条件によって、ペダルの踏む位置を変えることができる

フラットペダルに戻って新たに発見したのが、走行条件によって、ペダルの踏む位置を変えることができること。ペダルの踏み込む位置によって力のかかり具合が変わるのだ。一番いい例がウメザワ・ランドナーで、通常のドロップハンドルにDIA-COMPEのハンドレストを装着して、前傾姿勢とアップライトポジションを両立しているが、無意識にペダルの踏む位置を変えている。スピードが出る通常の前傾姿勢では、教科書通りのいわゆる拇指球の位置で踏んでいるが、ハンドレストに手をのせているアップライトのポジションでは、土踏まずよりの位置を踏んでいる。さらに言うと、ポジションが変わりペダルの踏む位置が変わると、ペダリングも変わる。アップライトポジション時では、ややボート漕ぎのように少し前に踏み出す感じになる。ノースロードバーEscape RX4では、最初からアップライトポジションのため、少し前に踏み出す感じのペダリングとなっている。この前に押し出すペダリングは、数値でも前傾姿勢よりもパワーが出るという意見がある。

色んな運動形態を眺めた結果、ボート漕ぎとか、レッグプレスマシンでの姿勢でのトルクの発生しやすさに行き着いたのだ。つまり、骨盤を寝かせて前方に 蹴る方が力が出やすいのである。実際、フィットネス倶楽部で出力計測すると1時間連続では前傾では320kW、後傾だと430kWと大きく違うのだ。これなら、自転車の姿勢も然りかも、、、と思ったのだが、それが今更ながら気付くのが遅かったけど、リカンベント、セミリカンベント、クランクフォワードバイク、クルーザーバイクの存在を再認識したのである。

Original Bicycle 作成日記(西DAHON)から引用。実際にこのサイトの人は、前傾姿勢のツーリング折り畳み自転車の西Dahonを後傾姿勢の折り畳み自転車としている。

靴を選ばない

自転車に乗るときに靴を選ばなくていいので、自転車に気軽に乗ることができる。

因みに、ビンディングペダルやクリップタイプのペダルの利点は、ペダリングを規正する効果があると思う。ペダリングを規正できるようになると足を固定しなくてもペダルの踏み方や回し方がわかるので、効率的に走れる。

個人的には長距離走行をするペダルはペダルの踏む位置等を考えて、比較的大きめで縦方向は長めが良いと思う。ウメザワに装着されているDixna ロードWペダルは、比較的縦長でペダルの踏む位置に幅がある。Escape RX4は純正ペダルを使用しているが、もしかしたら別のペダルに交換するのかもしれない。

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