長期乗車レポート BRIDGESTONE XFC(サスペンション付きクロスバイク)

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日本ではサスペンション付きクロスバイクのラインナップはあまり無いが、ドイツ圏を中心に主流となっているクロスバイクや、クロスバイクに荷台、泥除け、スタンド等の日常的な装備を装着したトレッキングバイクでは、フロントサスペンション付きのクロスバイクのラインナップが多く、10万円を超えるモデルも売られている。

今回、しまなみ海道のレンタサイクルでBRIDGESTONE XFCという前サスペンション付きクロスバイクを1日レンタルした。サスペンション付きクロスバイクでも、前傾姿勢になりにくいトレッキングバイクタイプだ。簡易スペックは以下のとおり。

・アルミフレーム、恐らくSR SUNTOUR M3000サスペンションフォーク
・Vブレーキ。前パワーモジュレーター付き
・前3段・後ろ7段(MTB用ギア比)
・700×38c(推定)CST製タイヤ
・特記事項:サスペンションシートポスト装着

フレームはアルミフレームに、前サスペンションは恐らくSR SUNTOUR M3000という街乗り用サスペンションフォーク。調整機構は無くバネだけがついているレベルだ。ブレーキはMTBなどで使われているVブレーキで、前ブレーキにはブレーキロックをしにくくするパワーモジュレーターが装着されている。タイヤはCST製の700×38cが装着されていて、タイヤ幅はシティサイクル並に太く、比較的柔らかめのタイヤだった。XFCにはサスペンションシートポストが装着されていた。

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・道による走行特性の違い

一番右の写真のような綺麗な舗装の車道では、ロードバイクと比べたらタイヤが太いため、ロードバイクのように高速で走るのは向かない。真ん中の荒れた凸凹の舗装路では、シティサイクル並の丁度いいタイヤの太さとやわらかなタイヤで、でこぼこをいなしてくれるので、通過するときのストレスは低い。左の林道の未舗装は今回のしまなみ海道のサイクリングでは遭遇しなかったが、通貨はできてもタイヤ幅が林道の未舗装では細いので、走りを楽しむことはできないだろう。

・乗り心地

綺麗な舗装でも、シティサイクル並の丁度いいタイヤの太さとやわらかなタイヤは、舗装路の微振動を伝えないので、結構楽だったりする。荒れた凸凹の舗装路では、荒れた部分や凸凹がある部分を、タイヤの太さとやわらかなタイヤのおかげで、細いタイヤにあるようなガツガツとした振動が非常に少ない。サスペンションは歩道の段差では若干の効果はあるが、荒れた路面では殆ど動かないので、乗り心地の良さはタイヤが大きいだろう。

・服装、靴を選ぶか

短時間(半日)限定なら、厚めのサドルは、短距離程度ならレーサーパンツを履かなくても、ある程度は大丈夫だろう。乗車姿勢は多少の前傾姿勢になるため、手のひらの極端に加重がかからないので、グローブで手のひらの痛みを抑えなくてもいいだろう。泥除けや裾を傷つけにくくするガードがついている。

・荷物を積むことができるか

フレームに荷台取り付け用台座がある。前カゴは標準装備ではない。

・長時間走れる姿勢、ギア比を装着しているか、もしくは安価に変更できるか

乗車姿勢はアップライトなフレームの形や上下・角度調整が容易なステムを装備しているので、アップライトな姿勢にして長時間走行しても楽に走ることができる。ギア比はMTB並に軽いギアが装着されているので、軽いギアにすれば、ある程度きつい坂も通過できるだろう。

・楽に長い下り坂をくだれるか

アップライトな姿勢と、前サスペンションの効果で、楽に長い坂を下ることは可能。

・自力で修理できるか

変に特殊な部品は使用していないので、恐らく大丈夫だと思う。

・耐久性が高いか

気になるのはサスペンション機構で、内部の分解は普通の人はできないのではと思う。

・簡単に分解でき、持ち運びが可能か

サスペンションが装着されているので、重量が比較的重くて車体も大柄になるので、輪行等を行うことはできるが、し難い部類に入る。

どういう人に向いているか

ロードバイクやスピードクロスみたいに高速を出すのは不向きだが、アップライトな姿勢や乗り心地の良さで、日常的な通勤・通学や気軽なサイクリングを行うにはストレスが少ないので、趣味重視よりも、日常プラスアルファで使う人に向いている。乗ってから、もっと趣味重視の自転車に乗りたくなったら、お金を出して改造するよりも新たに購入するのがベストだろう。

類似車種

部品性能は上:Louis Garneau LGS TR1

部品性能は同等:Bonnet Noir ALIZE TR1/Bridgestone Ordina E3

部品性能は下:サイクルベースあさひ シェボー

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