スリックタイヤを装着した街乗り向け650BMTB GT Aggressor Comp

DSCN5267

マウンテンバイクで舗装路を走行する場合、デコボコがないスリックタイヤを装着すると舗装路を快適に走ることができる。このチューンアップは、基本的にはユーザーなどが行うのが普通だが、わずかながらスリックタイヤが標準装備されているマウンテンバイクもある。

GTのエントリーモデルマウンテンバイク「Aggressor」は27.5インチタイヤを装着したAggressor CompとAggressor Sportに、Schwalbe Big Benというブランド物のスリックタイヤを装備したモデルがある。今回試乗したモデルはAggressor Compでディスクブレーキを装備したエントリーモデルとなっている。

フレームは6061-T6 アルミニウムフレーム。フロントフォークはSR SUNTOUR M3030-DS-PM、63mmトラベルとなっている。フロントフォークはSR SUNTOURブランドでは廉価品の街乗り用フロントフォークで、バネしか入っていないモデル。6万円以上のMTBについているXCM HLOのように、油圧式ロックアウト(サスペンション動作固定機構)がなく、動きを抑えるダンパーが入っていないのか、フロントフォークはバネが動いているだけで、サスペンションの底付きを防ぐためか、バネも硬い。オフロード走行はサスペンションフォークがないのよりはいいが、高額モデルのような動きをするモデルではないだろう。

ブレーキはTektro MD-M300 機械式ディスクブレーキ。ブレーキの効きや感触は安価なVブレーキよりも良いと思った。

ギア関連は、前は鍛造アルミニウムクランク、42/34/24T。後ろはSunrace、14-34T ボスフリー7速。5万円を切るモデルなので、構造的に車軸部分がカセットスプロケットよりも弱いボスフリー式を採用している。

タイヤはSchwalbe Big Ben27.5×2.0というスリックタイヤを装備。スリックタイヤなので、舗装路を走行してもブロックタイヤ特有の重ったるい走りはない。細いタイヤのクロスバイクやロードバイクと比べるとスピードは出ないが、走りの軽さと安定感は非常に良い。個人的には、通常の26インチMTBよりも車輪が大きいので、スピードが乗った時の巡航感覚は26インチマウンテンバイクよりも良いと思った。ただ、27.5インチ(650B)はまだ、タイヤの種類が少ないので注意が必要。

27.5インチのスリックタイヤMTBは実質的にGT Aggressor Comp/Sportしかない。下位モデルのSportはブレーキはシンプルなVブレーキとなっているが、後々のアップグレードを考えると、ディスクブレーキ台座がないのがネックだ。上級モデルのAgressor Expertはブロックタイヤだが、Compにプラス数千円で、油圧式ロックアウト機構やリア8速と装備が充実しているため、Agressor Compにはお買い得感はあまりない。Agressor Compは、スリックタイヤの27.5インチマウンテンバイクが欲しいという明確な理由がある人向けだ。

スポンサーリンク