本物の競技用自転車は使い捨て自転車と考えるべき?

シクロライダーは「公道」を重視しているので、耐久性は重要だが、現代の競技用自転車は耐久性は重視されていないようだ。前にカーボンフレームの破損事例をまとめてみたけど、今回は、破損したカーボンフレームの動画を発見した。

動画を公開した人はカーボン・マイスターの「チクチク人生劇場」というブログを書いている。車体はTREKのMadoneで、台風で倒れて破損したとのこと。破損した部分はクラックおよび層間剥離とのことで、その部分を押すとペコペコしている(動画)

破損した部分の穴を開けると、カーボンの厚さは0.5mmらしく、唖然とするほど薄い。競技用ロードバイクのフレームの現状を見ると、通常の街乗りでも躊躇するほどで個人的にこれで街乗りはしたくないし、競技用ロードバイクでグラベルライドを薦めるのはおかしいだろう。

自転車にかぎらずレーサーは、極端に性能を上げた一方で公道上での使い勝手が悪いのが普通だ。例えば、かつてオートバイ部門のBMWがG450Xというオフロードバイクを販売していた。このオフロードバイクは競技用だが保安部品を装着していて、日本の排気ガス規制に適合していたため、日本ではナンバーを取得できたが、競技用のため使用条件がシビアだったのこと。

点検整備は競技車らしく、時間毎での作業が推奨されています。そのためメーターには走行時間計が組み込まれています。燃料タンク容量は8リットルでシート下に設置され、予備表示される量は0.75リットルと極わずかです。オフロードコースでは十分な量ですが、公道だとかなり厳しいかもしれません。エンジンオイルは全容量で1.15リットルだけで、交換サイクルは本来の使用状況を考慮して1時間走行毎が推奨されています。

BMWバイク G450Xの旧車購入ガイド│バージンBMWから引用。

これらのことを考えたら、競技用自転車は使い捨て自転車と考えたほうがいいだろう。競技用自転車を買う時は絶対頭の中にいれておいたほうがいいのは間違いない。

最後に、http://gentukiban2.yakiin.net/ore-yomumae.htmlから、個人的に名言だと思っている1コマを引用して終わりにしたい。

ore-yomumae-12

”だからこんな改造するなっていったんだよ

ストリートは耐久性が一番なんだ”

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