きちんと組み立てられた自転車は、どのくらい性能が良いか

基本的に自転車が店にやってくるとき、自転車が分解された状態で箱に入っているのがやってきて、自転車店が組み立てるのが普通と言われている。ただ、ホームセンターを見ると、最初から完成された状態で、傷防止用に段ボール等にまかれている物もある。一部の会社では、箱入りの状態で未組み立ての自転車を安価に販売しているのもあるが、個人的には、そのような自転車は、自転車の組み立て未経験の人には手をだすのはやめたほうがいいと思う。自転車の組み立てはそれほど甘くない。

メーカー直送、95%組立自転車にご注意 自転車 通販|サイクルベースあさひ ネットワーキング店

自転車販売店では、組みたてた自転車を販売しているが、自転車のショップによっては、普通に組み立てるだけでなく、組み立てに時間をかけて、さらに良くする所もある。普通の人には、その違いがどれだけあるのか疑問に思うので、今回は自分の自転車を例に挙げてみた。

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車種はGIANT Escape RX4。2014年の1月に購入し2年目に突入している。購入した所は、個人経営の自転車店で、一般車の修理からスポーツ自転車の販売、修理、レストアまで幅広いのを行っている。MTBのプロライダーのメンテナンスサポートも行っているとのこと。定価で購入し値引きは無い一方、組み立てなどに力を入れて、自転車購入時には体重の質問があり(恐らく、組み立て時の参考にするため)、自転車の受け渡しの時は、説明を長くとり、初心者でもサポートをしていて好感を持つ自転車屋だ。実際に1年間乗車した思ったのは以下の通り。

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部品の締め付けトルクが適正になっている。

自転車に限らず、部品には適正に力をかけて止めないといけないが、Escape RX4の部品交換時にねじを回すと、意外と締め付けが緩いと思ったが、どうやら今まで乗っていた自転車の部品の締め付けが強かったようだった。ちなみに一番最悪だったのがサイクルベースあさひのシェボーFで、修理で車輪を外そうとしても、容易に車輪が着脱できないぐらい硬くナットが締められていた。Escape RX4は通常では硬く締められていて容易に回すことができない、ボトムブラケット部分も恐らく適正な締めつけになっていた。

ハブ(車軸部分)の調整をきちんと行っている。

自転車の車輪の回転部分のハブ(車軸部分)は、調整を適当にすると回転が渋いが、今回購入したところの自転車は、きれいに回るように調整されていた。この部分は普通の人は簡単に調整するのは難しい。

異様にフレが少ない車輪

自転車の車輪は使用していくにつれて、歪んでいき最終的には調整が必要になる。この調整が適当だと、早期に車輪にフレが出てきて調整が必要になる。自分の場合体重が重いため、普通ならどんなに遅くても半年あたりで調整が必要になるのに、今回購入したEscape RX4は1年間使用してもフレが無いので驚いている。基本的にリア荷台を装着せず、抜重などのテクニックを覚えていても、1年間も車輪の振れ取り調整をしたことが無いのは初めてだ。

福野礼一郎の本で、昔の輸入車は作りが雑で、日本で組み立て直しを行っていたという話が書いてあり、日本で乗っていたリンカーンを、アメリカで乗ったら乗り心地が日本よりも雑で驚いたという逸話があったらしい。今回のGIANT Escape RX4は明らかに組み立て直しを行った物だが、上手く組み立てなおしされたスポーツ自転車は、ハブ(車軸部分)の調整をきちんと行ったため、少しだけ走りが軽くなる、耐久性の向上、部品が消耗する時の変な癖の減少があると思う。特に部品が消耗する時の変な癖の減少は非常に重要で、自分で車輪の振れ取りをする場合、変な癖があると、振れ取りを行うのが難しく、仮に直したとしても、癖で戻るときがある。自分は部品が消耗する時の変な癖にはメンテナンスで散々泣かされた。

個人的に、GIANT Escape RX4は大当たりだった。この手の組み立ては、人や店舗によって違うため当たりもあれば外れもあると思うが、少なくとも自分は、何か機会があるのなら、RX4を購入した自転車店で、また自転車を買うことになる可能性は高い。

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