自分で作れない電動アシスト自転車・自分で作れる原動機付自転車

今では、原動機付自転車(50CC)よりも売れていると言われている電動アシスト自転車。そんな電動アシスト自転車は人によっては作ろうと思う人もいるかもしれないが、実際は作るのは不可能に近い。

電動アシスト自転車を作る場合、型式認定を受ける必要がある。この型式認定は、申請書、依頼書、諸元表、外観図、構造に関する図面、品質保証関連、説明書等を提出する必要と、審査を受ける必要があり、26万円以上かかるとのことだ。

(参考)公益財団法人 日本交通管理技術協会

実際の所、個人が電動アシスト自転車を作るのは不可能に近いが、面白いのは原動機付自転車は個人でも制作できる。ホンダのモンキー・ダックス・シャリイ、スズキ・バンバン(原付き)のコピーバイクのナンバーを取得して乗るのは定番で、原付きに250CCのエンジンを搭載し公認を取る、安物折りたたみ自転車に50CCスクーター、ホンダ・ディオのエンジンユニットを移植して、ナンバーを取得してしまう事例ホンダ・モンキーのコピーフレームを購入してナンバー取得し公道走行するのが可能等、「作る」という意味では、電動アシスト自転車よりも原動機付自転車のほうが、作りやすいという不思議な現象が起こっている。

このようなことが起こっているのは、恐らく電動アシスト自転車の登場が新しいため、あらゆる規制が強くなったからだと思う。電動アシスト自転車は1993年に登場したヤマハ・PASが世界初と言われている。時代が立てば立つほど規制は強くなるのが一般的で、電動アシスト自転車を作ることができないのはある意味当然だと思う。むしろ、原動機付自転車のほうが問題で、メーカー名、車体名、排気量、フレームナンバーが全部白紙の書類つきフレームを販売というのは、普通に考えたら問題になると思うが、オートバイがすでに終焉に近いほど衰退しているため、問題にならないのだと思う。70年代前半の庶民の高校生は、現役のカワサキW1SA等の大型バイクに乗っていた時代を比べると、今のオートバイ業界は衰退していて、原動機付自転車を「作る」行為は非常に少ないから大きな問題にならないのだろう。

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