高級折りたたみ自転車と言える自転車 Tern Verge S11i

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比較的高価な折りたたみ自転車をラインナップしているTernの中でもVergeシリーズは高価なモデルが多い。Verge S11iは高級車をイメージするような、豪華装備とデザインを採用している。

フレームはVergeシリーズ共通のアルミフレームだが、黒とポリッシュのツートンカラーを採用していて、高級感がある。ステムは角度調整が可能なステムを採用し、ポリッシュされているため、色使いに統一感があり、高級感が一層出ている。

ブレーキはKinetix SpeedStop V-brakesを採用していて、ブレーキの効きは良かった。変速機はスポーツ自転車用内装変速機のシマノ・アルフィーネ11段を採用。内装変速機の利点はメンテナンスが少なくてすむことと、ペダルを漕がなくても変速できる利点がある。逆に欠点は車輪着脱がしにくい、ギア比のセッティングがしにくいという問題がある。シマノは内装8段以上の内装変速機は3段、5段よりもギア比は低い。また、スポーツ自転車用内装変速機のアルフィーネではツーリング用自転車を作っている実績もある。前ギアは46Tと小径車としては小さく、スピードよりもギア比の軽さを重視していると思う。個人的には街乗り以上に使えると思う。車輪径は20インチの406タイプ、タイヤ幅は1.6と少し太めのタイヤを採用している。

Tern Verge S11iの部品構成は通常のスポーツ自転車とは違う個性を持っている。通常のスポーツ自転車では部品構成と言えば、駆動系等の部品のスペックのことを言うが、Verge S11iの場合の部品構成は、駆動系以外の所に注目したほうがいい。Verge S11iは実用性が高い部品を多く標準装備している。角度調整ステム、ハブダイナモ、前後ライト、泥除け、荷台、取り外し可能ペダル(三ヶ島・EZY)を装備していて、自動車の高級車のような豪華さを演出している。ハブダイナモは、BioLogic Joule 3 dynamo Hub wiith Kinetix Proを採用し、別売りのBioLogic ReeCharge関連アクセサリーを装備すると、iPhoneを充電できるらしい。

サイクルモードで試乗した限りでは、走りは軽いがスピードを出す自転車ではなく、デザイン的にスピードを出す気がしない。シマノ・アルフィーネは内装変速機特有のペダルのふみ心地の悪さは短時間の試乗ではあまり感じず、スポーツ自転車用に相応しいと思った。スポーツ走行よりも、スピードを出さない散策に向いているだろう。重量は13.5キロと、フル装備のわりには軽いが、折りたたんで輪行するには少しきついだろう。

ドイツでは、スポーツ自転車に荷台や泥除け、前後ライトを装着したトレッキングバイクが売れていて、20万円以上するモデルもある。Verge S11iは小径折りたたみ自転車のトレッキングバイクと言えるだろう。20インチの小径車に不満があるユーザーには、Vergeの24インチモデルとも言えるEclipse S11iが存在するのでVergeを購入する前は要チェックだろう。

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