街乗り用に割り切った電動アシスト自転車 Panasonic ene mobile S

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Panasonicの電動アシスト自転車「ene mobile S」は一部地域で限定販売されていたらしいが、今回のサイクルモード2014で試乗車があったので試乗してみた。

フレームはALEXフレームというスチールフレームを採用している。BMX風デザインのハンドルを採用しているが、BMXみたいにトリックをする自転車ではなく、ファッションだと思っていい。

ブレーキは前はシティサイクル用デュアルピボットキャリパーブレーキ、後ろはローラーブレーキを採用している。ブレーキ性能は十分あると思っていい。車輪径は20インチとなっている。バッテリー容量は3Ah。充電時間は2時間、走行距離は12キロと街乗り用電動アシスト自転車の位置づけとなっている。因みにene mobileの売りの1つにUSB端子が搭載しているエネボトルを搭載していること。これによりスマホに充電ができるという独特の機能が付いている。

ene mobileの走りは、漕ぎ出しから一気に加速し、ダイレクトな漕ぎ心地で電動アシスト自転車特有の快感はきちんとある。サイクルモード2014で試乗した無名のAIJYUcycle Passpied ARES、AIJYUcycle Passpied PASTEL、Suisui KH-DCY01とは雲泥の差がある。上り坂の手前でほぼ時速0キロになるまでスピードを落とし、ほぼ停止状態で上り坂を登った場合ene mobile sは少し辛そうだったが、それでも無名ブランドのパワーモードよりは力強かった。

ene mobile sは税抜き価格74,000円以下と安く、3年間盗難補償がついているらしい。そのためか他の電動アシスト自転車よりも機構をシンプルにしているのが多く見ることができる。航続距離は10キロ台で、ギアもシングルギアとなっている。電動アシストのモードも他車は複数あるのが殆どだが、ene mobile sは1つしかない。電動アシストを使用する場合、通常の電動アシスト自転車は、ハンドルに装着されているスイッチを押すことで電動アシストを起動させるが、ene mobile sはバッテリーにあるスイッチを押すことで起動させる等、色々な部分をシンプルにしてコスト削減しているように感じた。

高性能を求める人にとってene mobile sを購入すると失敗すると思う。ene mobile sは電動アシスト自転車界のチョイノリ(かつて存在したスズキの原動機付自転車)と言ってもいいが、スズキのチョイノリは性能が低すぎて最初は売れたが、その後は売れなかったと言われる一方、ene mobile sは、電動アシスト自転車の安楽さや快感はきちんとそなえていて、性能の低さは航続距離だけで街乗りなら十分だろう。また安さだけでなくスマホに充電できるというene mobile専用の機能があるので、価格の安さと、エネボトルのお陰で結構売れるかもしれない。

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