エントリースポーツ自転車はどれくらい進化したか? 嘗てのレース用MTB、TREK Yと比べてみる

自分のブログ(Cyclorider)で高価なスポーツ自転車を紹介せず、10万円以下のエントリーモデルを紹介しているのは、通常の使用化で軽めのサイクリングで普通に使うなら、エントリーモデルで通用するのがある。多くの自転車メディアでは語らないことに、現代のエントリースポーツ自転車は昔の最新型のハイエンド機とくらべてどのくらい進化したということがある。そこで、嘗てのハイエンド機とくらべて現代のエントリーモデルのスポーツ自転車は、どのくらい進化したか考えて見る。

今回比較してみるのはTREK YフレームMTB。所有者は特別協力者の某Y氏が所有している。年式は1997年(写真のモデルはY-11で新車価格20万円)で、Yフレームの登場初年度は1995年と基本設計は20年前の自転車となる。TREKのYと言うと、ネットではロードバイクのY Foilが有名だが、GoogleでTREK Yと検索すると、MTBのYが殆どだったりする。完全に旧車の部類に入るが、デザイン的な問題で全く旧車に見えない自転車となっている。

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フレームは、フルサスペンションタイプとなっていてで前部分がカーボン製のためか、現代のエントリーMTBよりも車体は軽い。走りもサイクリング程度なら今でも十分で、エントリーMTBよりも走りは軽い。但しスイングアーム部分の幅が狭くて、太いタイヤが履けず、写真のTREK Y-11は1.85幅という、少し特殊なタイヤを装着している。

フロントサスペンションは、標準装備ではないRockShox JUDY TTが装着されている。昔のサスペンションはどういうのかわからないけど、今のエントリーMTBのフロントサスペンションは、サスペンション稼働防止機構(ロックアウト)等がついているモデルも存在する。

ブレーキはVブレーキとなっていて、昔のモデルでは旧式なカンチブレーキのモデルもあったらしい。登場初年度の1995年モデルのYをカタログで見ると全車カンチブレーキを装着していた。97年式Y-11に装着されていた標準装備のVブレーキ(Shimano Deore LX)は、1000円ぐらいで購入できるシマノの街乗り用Vブレーキと同程度の性能となっている。今のエントリーMTBでは油圧式ディスクブレーキが付いているものもあり、ブレーキ性能はY-11よりも良いのは多いと思う。

このTREK Y-11は多くの部品がアップグレードされているため、当時そのままの状態ではないので、昔の性能はわからないが、今のエントリーMTBと較べてみると、走りの軽さはY-11のほうが勝っている一方で、ブレーキ性能やサスペンション性能(推定)は今の5万円台のMTBのほうが勝っているだろう。今の5~6万円台のMTB(GIANT ATX 27.5等)はサスペンション機構はロックアウトを採用したり、ブレーキもディスクブレーキの物が多く、総合的には今のMTBのほうが良いだろう。こちらのブログでは、カンチブレーキのY-22でもこのままでも十分ダートを走れる品質と言っているので、今の5万円のMTBでもダートぐらいは走れると思っていいと思う。因みに個人的には5~6万円クラスのMTBはダートをトレッキングみたいに散策するならOKだと思っているけど、現在の高性能な5~6万円台のMTBを所有していないので、どこまでスピードを出して走れるかはわかりません。

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