すぐわかる、使用条件解説つき自転車のタイヤ幅

自転車のタイヤの横を見ると、700×23cや26×1.95等が書いてある場合がある。これは左の数字は、タイヤの直径を表し、右の数字はタイヤの幅を表している。このタイヤ規格は多く存在していて、普通の人にはわかりにくい。

(参考URL)

自転車タイヤ寸法
タイヤの直径-「ETRTO」について- 自転車 サイクルベースあさひ ネットワーキング店 通販

今の世の中では、ロードバイク並に細いタイヤがすべての事例で良いという風潮があるが、舗装路から段差、砂利道まであり多彩の天候がある公道では、細いタイヤが一概に良いわけではない。また、自転車に装着されているタイヤは、その自転車の特徴を表している物の1つであり、タイヤ幅を見ればその自転車の使用条件までわかる一方で、車輪の規格によって呼び方が変わってしまう。たとえば35c、1-3/8、1.35インチの3種類の自転車のタイヤ幅があるとする。これらは自転車の車輪の規格は違うが、どれもタイヤ幅35ミリ相当だったりするが、普通の人は非常にわかりにくいと思う。

今回は自転車のタイヤ幅をわかりやすく解説してみた。また、タイヤのラインナップなどを考えて、車道性能・舗装路段差性能・砂利道性能・積載性能の4性能の解説もしてみる。

23ミリ~25ミリ(23c~25c)

多くのロードバイクで採用されているタイヤ幅の殆どは23~25ミリと非常に細い。舗装路でのスピードはよく出て伸びる一方、その他の性能は無視したタイヤ幅となっている。23ミリ~25ミリのタイヤ幅を装着した自転車の殆どは、舗装路段差性能、砂利道性能、積載性能は殆ど無いに等しい設計の自転車が殆ど。キャラクター性が非常にはっきりしているので注意が必要。

・車道性能

段差がない舗装路を走るには、接地面積が少ないため、タイヤの抵抗が少ないのでスピードが乗る。ただしタイヤに入っている空気量は少ないため乗り心地は悪い。

・舗装路段差性能

タイルの様な段差程度の道でも、これだけタイヤが細いと振動が大きいため、疲労は比較的大きくなる。歩道の段差を通過するとき、適当に通過するとリム打ちパンクを起こす可能性や、ハンドルが取られて、転倒しやすくなるので注意が必要。こういう段差は我慢して乗るような物に近い。

・砂利道性能

これだけ細いタイヤ幅だと、グリップ力が足りなく、砂利でタイヤが取られやすいため、殆ど走行するのは無理で、仮に出来たとしても「通過」に近くてほとんどは押して歩くことになると思う。タイヤ幅的に砂利道用タイヤは存在しない。

・積載性能

荷台に荷物を載せると、荷台に一気に荷物の重さがかかってタイヤが潰れやすくなるが、タイヤに入っている空気の量が少ないため潰れやすい。積載はハイリスクとかんがえるべき。自分は、23ミリクラスのタイヤ幅で積載はしたくない。

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28ミリ(28c)

一部のロードバイクやスピードクロスで採用されているタイヤ幅、個人的には公道仕様の自転車で、舗装路の走り重視で行くには、このくらいのタイヤの細さが限界だと思う。一般の人にとってはシティサイクルクラスのタイヤ幅と比べると、ロードバイクみたいな感覚になると思う。オールマイティではなく、舗装路重視のタイヤ幅に近い。

・車道性能

接地面積は23ミリや25ミリのタイヤよりあるが、ロードバイクにみたいにスピードが伸びる感覚はある。ただし絶対的な性能はロードバイクの23ミリのほうが良い。空気の量も比較的あるためか、乗り心地もロードバイク用のタイヤと比べたら、まあまあいいが、35ミリと比べたら硬い。

・舗装路段差性能

タイルの様な段差程度の道もゴツゴツしながら、比較的グリップする。歩道の段差は少し我慢や注意が必要だが、23ミリよりはいい。

・砂利道性能

28ミリぐらい太いと、砂利道を通過できる部分は多い。スピードを落とすなどをすれば比較的安全に砂利道を通過できる。タイヤのラインナップには砂利道用のタイヤは殆ど無い。

・積載性能

重い荷物を荷台に積んで走るにはタイヤ幅がまだ細いく潰れやすいので、あまりやりたくない。

35ミリ(35c、WO規格だと1-3/8は35ミリ、HE規格だと1.35インチ)

シティサイクルなどに採用されているタイヤ幅で、車道性能、舗装路段差性能、砂利道性能、積載性能のすべてがバランスがとれているタイヤ幅。因みに32ミリのタイヤ幅は35ミリに非常に近い。細いタイヤに不安がある人は、このぐらいのタイヤ幅のスポーツ自転車から初めて、少しづつタイヤを細くし慣れればいいだろう。

・車道性能

シティサイクル並みのタイヤ幅でも、車体などが軽いスポーツ自転車なら、走りは軽いがロードバイクみたいなスピードが伸びる感覚はほどほどだと思う。

・舗装路段差性能

歩道の段差も抜重等の技術がわからなくても、比較的安全に通過できる。

・砂利道性能

このぐらいのタイヤ幅だと、砂利道用のタイヤ幅が売られているので、楽に通過することが可能だ。舗装路用のタイヤでもタイヤ幅が太いため、28ミリよりは安全に通過できる。

・積載性能

空気の量が多いため、荷物の積載での不安は少ない方だと思う。

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50ミリ(HE規格だと1.95インチ相当)

マウンテンバイクで採用されているタイヤの幅は50ミリと太い。普通の人には舗装路を走るには重く感じると思う。

・車道性能

まっとうなマウンテンバイクだと、タイヤ幅が太くても舗装路の走りは、ママチャリと比べると軽いが、スピードは伸びない。舗装路でスピードを出すには非常にシンドい。特にオフロード用のブロックタイヤだと更にシンドいので、舗装路の走りを重視するならマウンテンバイクは選ぶべきではないと思う。

・舗装路段差性能

タイヤが太いお陰で、歩道の段差も安定して通過できる。スピードよりも安定感を重視して舗装路でマウンテンバイクに乗るのも1つだが、これはある程度体力がついたり、自転車になれないと面白く無いと思う。

・砂利道性能

オフロード用タイヤが多く、オフロードを通過するよりも、走りを楽しむのが殆ど。これだけタイヤ幅が太いと、スリックタイヤでも砂利道は非常に楽に通過できる。

・積載性能

タイヤが太いため、重い荷物を積んでもタイヤが非常に潰れにくい。この利点を使い、日本1週や世界を旅する人ではマウンテンバイクをツーリング用自転車にする人がいる。旅用自転車でマウンテンバイクを薦める人は、スピードは無視して荷物を積んでのんびり旅をするのを想定していて、このような使い方は太いタイヤのほうがいいだろう。

多くの自転車は、標準装備されているタイヤ幅より太くするのは非常に難しい。(出来ても2mm程度)ある意味タイヤ幅は、その自転車のキャラクター性を表しているため、その特徴が自分に合っているのか考えて購入するべきだろう。特に30ミリ以下のタイヤ幅のスポーツ自転車は、特性がはっきりしていて汎用的は高くない。細いタイヤ幅にを見て不安だと思う人は、汎用性が高い32ミリ~35ミリクラスのタイヤ幅のスポーツ自転車を購入し、慣れていき、細いタイヤ幅の自転車に興味を持ったら追加購入や乗り換えをしたほうがいいだろう。

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