多くのシマノのMTBクランクは身長が高い人にしか適合しない理由

シマノの部品は、他社の安価なエントリーグレードの部品よりも性能は比較的優れていると言われているが、実はクランクに関しては劣っているのは意外と知られていない。

それはシマノのMTB系のクランク長は170ミリと175ミリしかない物が非常に多い。シマノのカタログを見ればわかると思うけど、MTB系クランクで165ミリクランクがあるグレードは高価なモデルのDEORE XT以上で、それ以下のグレードでは165ミリクランクは無い物が殆どだ。

ちょっとデータが古いが、1992年の成人の平均身長は下記の通り。

成人男性:171.9cm
成人女性:158.7cm

よく言われている目安:クランク長=身長÷10とすると

成人男性:170mm
成人女性:160mm

となる。
この”クランク長=身長÷10”説は平均値ではなく、最大値である。
したがって、平均身長から導き出した適正クランク長さは、

成人男性:170mm以下
成人女性:160mm以下

となる。

したがって、”身長138cmのライダーでも最適なポジションは可能”と言いながら、クランク長さが165mmというのはだれが考えても不適切であり、こういう設計を平気でやっているメーカーは恥かしくないのだろうか。この自転車の定価は12万5千円。
この自転車を買ったユーザーはこういうものだと思ってしまう。
「売れれば何でもいい、そのうち慣れるだろう。」というメーカー側の甘い考えが見え隠れする。

クランク長さ・平均身長から考える – 妻苦輪愚狂会 – Yahoo!ブログから引用。クランク長に関してはシートアングルによっても変わるという人もいるので、一概にはどの位の長さがいいのかわからないけど、少なくとも言えることは身長よりも長いクランク長をつけるのは、おかしいのが世の中の流れになっていると思う。

これを考えると、165ミリサイズがハイエンドモデルしかない無いシマノのMTB系クランクはアジア人や世界の女性ユーザーを完全に無視していると言ってもいいと過言ではない。

2188

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2188.htmlから図を引用。世界の平均身長のグラフでは、平均身長170cm代の女性は1カ国もない。

MTB系クランクに関しては、安価なモデルはシマノよりも台湾系ブランドのほうが、短いサイズを採用している所がある。GIANTでは安価なモデルのクランクは台湾系ブランドが多いが、これらの台湾系ブランドのクランクは165ミリクランクがあるためか、小柄な人向けのサイズでは165ミリクランクを採用している。また日本未発売モデルでは、SR SuntourのXRシリーズという廉価版のMTB系クランクでは、160ミリ、152ミリのクランクを販売しているようだ。

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