ロードバイクのギア比を低くできるクランクの一覧表

恐らく普通の人がロードバイクに乗る時に問題になると思われるのは主に3つあると思う。

それは、キツい前傾姿勢・てこの原理から考えて効きが悪いブレーキレバー・重いギア比の3つ。なんかの雑誌でロードバイクは健康に良いと書いてあったのがあったけど、この3つの対策を取らないと、実際はやたらしんどい自転車になり、場合によっては首が痛くなったり膝を壊す問題になる。正直な話、雑誌でこの問題を書かないでロードバイクは健康に良いと書くのは、プロとして失格だと思う。

キツい前傾姿勢は前傾姿勢が緩いコンフォート志向の設計のロードバイクにしたり、ステム調整でハンドル高を上げる、てこの原理から考えて効きが悪いブレーキレバーは、ブルホーンバーや補助ブレーキレバーの装着である程度解決できる一方、ギア比を下げるのは難しい。

ロードバイクのギア比を下げるので最初にあげられるのは、前ギアを3枚にしたトリプルクランクだけど、前2枚のギアのロードバイクを3枚にするには、クランクセット、BB、シフトレバー、前変速機の交換が必要で、非常に高価になってしまう。最近では前2枚のロードバイクの殆どはコンパクトクランクがついていて、これは前の一番軽いギア歯が34と、通常のクランク(39T)よりも5つ軽くなっている。ただロードバイクの後ろギア(スプロケット)は小さいため、峠超えをする場合これでも重いと思う人もいると思う。最近では、スプロケットをMTB並みに大きくしたものもあり、コンパクトクランクにMTB並の軽いギアを取り付けると、普通の人でも、ある程度のんびり走れば坂を登れる可能性が高くなる。

それでもギア比をさらに軽くしたい場合、一般的なコンパクトクランクのP.C.D 110mmと、さらに小さいギアを取り付けることができるP.C.D 74mmの両方がついたマルチPCDクランクが登場している。因みにスギノではこれをコンパクトプラスと呼んでいる。例えばSugino OX901Dの一番軽いギアは、44-30Tと通常のコンパクトクランクのギア比、50-34Tよりも軽くなっている。

参考にペダル回転数毎分70回転で、ロードバイクの車輪径(700×23c)ペダル1回転で進む距離(単位はkm)を計算すると

コンパクトクランクと一般的なロードバイク用スプロケットの場合、34T(前クランク):25T(後ろスプロケット)=時速12キロ

コンパクトクランクと大型スプロケットの場合、34T(前クランク):32T(後ろスプロケット)=時速10キロ

コンパクトプラスクランクと一般的なロードバイク用スプロケットの場合、30T(前クランク):25T(後ろスプロケット)=時速10.6キロ

コンパクトプラスクランクと大型スプロケットの場合、30T(前クランク):32T(後ろスプロケット)=時速8.3キロ

因みに前ギアが3枚あり、後ろギアはMTB用の大型スプロケットが装着されているGIANT Escape RX4の一番軽いギアは、28T(前クランク):32T(後ろスプロケット)=時速7.7キロになる。

コンパクトプラスタイプのクランクは、数社が販売しているようだ。

サンエクシード ファンライドクランク

コンパクトプラスタイプで、唯一の四角軸タイプのボトムブラケットに対応している。ギアはついていなく、。コンパクトプラスみたいに小さいギアを付けられることができるのは、BCDアダプター(SPIDER)のSXAD103 <BCD110/74>が対応しているらしい。

Dixna ラ・クランク

小柄な人にも使えるので有名なDixnaのラ・クランクも、通常のコンパクトクランクよりも軽いギアを選択できるマルチPCDクランクになっている。

スギノ OX801D

サンエクシードやラ・クランクよりも価格は高いが、52T-36Tから44T-30Tまでギア比の選択が豊富にある。

ロードバイクの欠点の1つにあった重いギア比も、MTB並みの軽いスプロケットやマルチPCDクランクの登場で、解決しつつあるのかもしれない。

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